盲導犬の仕事について。訓練や向いている犬種は?訓練士になるには?

盲導犬クイールの一生 (文春文庫)

盲導犬の特集のテレビを時々見かけますよね。さて、今回は盲導犬のことをもっと詳しく知りたい!ということで、盲導犬のいろいろをご紹介します。

盲導犬とは?

盲導犬は目の不自由な人が安全に歩けるように助ける大切なパートナーです。

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家族の一員ですね。白または黄色のハーネス(盲導犬用の銅輪)はとても大事で盲導犬が仕事をする時には必ず身につける道具です。その他には車の運転に運転免許証が必要なように、「盲導犬使用者証」を盲導犬ユーザー(盲導犬と歩く目の不自由な人)はポーチなどに入れています。

盲導犬の仕事は?

3つの基本的な仕事があります。

  1. 角を教える
  2. 段差を教える
  3. 障害物を教える

近くの目標物まで誘導することもあります。それはもちろん屋内外に渡ってです。以前視聴した番組で本当に盲導犬は賢いんだなと感心しました。目の不自由な方の目になっていて、いつも一緒で動物と共にあることでそのぬくもりも感じられて、心の癒しも大きな盲導犬の役割です。

向いている犬種は?

大体レトリバー系となります。ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、その2種のミックス犬、この3種類です。何故かというと・・・。

垂れ耳、穏やかな見た目、生来狩猟犬だったので人間との作業を好む性格であることも大きく、盲導犬として最適な犬種なのです。さらに、そのサイズが人間を安全に誘導するのに丁度いいのですね。小さ過ぎず、大き過ぎずぴったりなのです。

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盲導犬の訓練とは?

1歳2ヶ月から1歳6ヶ月までの間で候補犬の訓練が始まります。訓練期間は大体1年弱が多いようです。大きくは基本訓練と誘導訓練の2つに分けられます。基本訓練にはユーザーさんの指示に従って行動する服従訓練と歩行訓練とがあります。

誘導訓練はきちんと目的地まで誘導させる訓練と不服従訓練があります。不服従とは盲導犬自身がこれは危険だと判断して使用者の指示に従わずに使用者の身を守れるようにする訓練です。例えば横断歩道で使用者はGO!指示を出す。でもまだ車が通っていたとすると使用者の指示に従わないで危険であるということを判断しなければなりません。

常に使用者の指示に従う盲導犬にとって、逆に指示に従わないというその判断力、応用力の訓練は大変難しい訓練ですよね。そうした難関を経て共同訓練へ進み、卒業試験、認定という運びになります。

訓練士になるには?

盲導犬訓練士とは勉強や経験を重ねて「盲導犬歩行指導員」になる途中段階です。犬の訓練を行い、盲導犬を育成するのが盲導犬訓練士の仕事。そうした訓練士になるには、盲導犬訓練士学校で3年間学び、その後試験に合格しなければなりません。さらに訓練士として決まった回数の共同訓練を経験して、その後試験に合格すれば「盲導犬歩行指導員」の資格を得ることが出来ます。

あとがき

極大まかな流れを書いてまいりました。最後にある盲導犬ユーザーさんの表現が印象的だったので掲載します。「目的地につくまでの苦労を半分、目的地に着いた時の喜びを2倍にしてくれるのが盲導犬です」と。何だかその愛らしく、ユーザーさんを常に暖かく守っている盲導犬は胸にじ~んとくるものがあります。偉いですよね!

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