猫のものもらいの原因と症状。人にうつる?治療方法は?

猫にも人間と同じようにものもらいがあるということを知っていますか?猫のものもらいの原因や症状について紹介します。また治療方法についても詳しく解説しましょう。

猫のものもらいの原因は?

まぶたにあるマイボーム腺に細菌が侵入することでまぶたに炎症が起きる病気です。麦粒腫ともいいます。

その原因となる細菌は、人間や犬と同じで感染力の弱い黄色ブドウ球菌等です。通常、健康な場合は感染しても自己の免疫力が勝っているのでこれらの細菌を撃退することができますね。しかし、まぶたに小さな傷ができているだけでも免疫力が低下している場合は、細菌が侵入し炎症を起こしてしまいます。

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ものもらいには、病気が治癒したばかりの免疫力の弱い猫や高齢の猫、子猫などがかかりやすいといわれています。

猫のものもらいの症状は?

猫のものもらいの初期症状は、まぶたの痒みとまぶたの腫れです。最初は、まぶたが腫れていることには気がつきにくいかもしれませんが、目をかゆがる症状は目を擦ったりすることで気がつきやすいでしょう。

さらに症状が進むとまぶたの腫れがはっきりとわかってきます。ときには痛みも伴うことがあります。愛猫の目の様子が少しおかしいなあと感じたらできるだけ早く動物病院へ連れて行きましょう。

猫のものもらいの治療法

猫のものもらいの治療は、基本的に人間や犬と同じです。ものもらいが軽い場合は抗生物質の点眼薬だけで完治します。しかし、まぶたの腫れが酷く症状が悪化している場合は個性物質の内服薬も処方されます。

目を擦ったりすることで角膜炎や結膜炎を併発していなければ短期間で目薬と内服薬で完治します。角膜炎などを併発していると治療期間が長くなってしまうので、早期発見・早期治療がとても重要になってきます。

また目を擦ることで結膜炎や角膜炎などを併発する場合があります。これを防ぐためにはエリザベスカラーを利用すると良いでしょう。もし手元にエリザベスカラーがなければ厚紙などで作ったもので代用ができます。首が絞まることがないように首の周りに指2本が入るくらいの大きさで調節してあげましょう。

猫のものもらいは人にうつる?

ものもらいは、細菌性の病気ですが伝染することはありません。それは自己免疫力の問題だからです。そのため健康な人や他の猫・犬などにうつることはないでしょう。

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ただ感染した猫の治療のために目薬を差したあとなどには、しっかり手を洗うことをおすすめします。

猫のものもらいは予防できる?

人間でも犬でも猫でも同じですが、ものもらいの予防はできません。そのため日頃から健康管理に注意することが最大の予防といえます。免疫力を高めることが大切なので栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

またアレルギーを持つ猫は繰り返しものもらいになる場合が多いようです。できるだけ体質改善を心がけ猫の様子をしっかり観察しておきましょう。

これは民間療法なのですが、目が目やになどで汚れている場合水で2%ほどの濃度に薄めたホウ酸水を柔らかい布に含ませ優しく目をふいてあげるとかなり改善されるそうです。ホウ酸には、殺菌作用があるので目を清潔に保つことができます。ただ一度作ったホウ酸水は使い切ってしまいましょう。ホウ酸はドラッグストアや薬局で販売されています。

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まとめ

ものもらいは、生命に関わるような病気ではありませんね。でも放置してしまうと目を擦ったりすることで眼球や結膜に炎症が起こってしまうことがあります。この二次的疾患を引き起こさないようにするためには、病気の早期発見・早期治療が不可欠です。そのためには、日頃から愛猫の様子をよく観察しておきましょう。日頃のケアが愛猫の健康を左右します。

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