老犬が死ぬ前に見せる症状やサインを知っておこう。

長年一緒に暮らしてきた犬は飼い主さんよりも早く年をとってしまいます。年老いた愛犬を見るのは切なくなることもありますが飼い主さんは最後まで愛犬と一緒に過ごしたいもの。飼い主さんが老犬の死ぬ前に見せる症状やサインを知っておくことで愛犬を安心して見送ることができるといえるでしょう。いつかは訪れる別れの時にあわてることがないように症状やサインについて詳しく解説します。

老衰の兆候を知っておこう

どんなに元気な犬でもいつかは訪れるのが老衰です。犬の老衰の兆候を知ることはとても大切なことです。

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小型犬は10歳くらいから大型犬は7歳くらいから全身の機能が低下していきます。小型犬は人間と同じように老化が進みますが大型犬は階段状に老化していきます。大型犬は一定期間安定した状態が続き、突然歩けなくなったり耳が聞こえなくなったりするので飼い主さんは犬の様子をよく観察しておきましょう。

次のような症状は老衰の兆候です。

1.寝ている時間が長くなった

疲れやすくなり、いつも寝ているようになります。

2.五感の機能低下~とくに視覚・聴覚

飼い主さんが帰宅しても気がつかない・名前を呼んでも反応しないなどは聴覚の機能が低下している兆候です。

眼球が白くなった・動くものを目で追わなくなった・急に触るとびっくりする・攻撃的になることがあるなどは視力も低下していると考えられます。

3.食欲がない・食べムラがある

人間と同じように犬も老化とともに内臓機能が低下していきます。そのため食欲がなくなる・食べ物の好みがかわってしまうことがあります。また体重が増加しやすくなるのでフードや与え方を工夫しましょう。

4.口臭が気になるようになった

免疫機能の衰えで歯周病になりやすくなっています。

5.体力・筋力の衰え

散歩のとき歩く速度が遅くなる・散歩へ行きたがらない・階段がうまく上れないなど今までできていたことがうまくできなくなります。

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犬の平均寿命はどれくらい?

アニコム損害保険の調査によると犬の平均寿命は13.7歳となっています。小型犬の方が大型犬よりも寿命が長い傾向にあります。

犬が老衰で死ぬ前に見せる症状やサインは?

飼い主さんは犬の老衰の兆候が確認できたらできるだけ犬の様子を観察するようにしましょう。老衰は病気ではありません。そのため病気のようなはっきりとした症状が現れるわけではありません。

ただ老犬は死ぬ前にいろいろな症状で飼い主さんにサインを送っています。飼い主さんはこのサインを知っておくことが大切です。

寝たきりの状態になる

全身の体力や機能が低下するため1日の大半は寝ています。呼吸も浅く弱くなっていきます。

徐々に体を起こすことができなくなり寝たきりになるので床ずれができないように時々体位を入れ替えてあげましょう。

食が細くなりそれに伴って排泄量も減少する

食が細くなり固形物などを食べることが困難になってきます。柔らかいものやペースト状のものを口元に運んであげましょう。

水も体を起こして飲むことができなくなります。脱水症状が気になりますが無理に水を飲ませると誤嚥の可能性があります。犬が水を欲しがるならスポイドで少量の水を与えるといいでしょう。

意識が混濁する時間が増えてくる

意識がはっきりせずもうろうとしていることが多くなってきます。声を掛けたり、体をさすってあげるといいでしょう。

老衰の場合病院へ連れて行くことが犬にとっては大きな負担になることがあります。場合によっては往診をしてもらうといいでしょう。

まとめ

死は命があるものに必ず訪れるものです。愛犬の死は確かに飼い主さんにとっては辛いものでしょう。ただ老衰で亡くなるということは本当に幸せなことだと考えてあげましょう。いつかはくる別れの時まで愛犬との楽しい思い出を一緒に作ってあげましょうね。

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