犬に人間用の経口補水液を与えても大丈夫?ペット向けとの違いなど。

下痢や嘔吐などの病気のために脱水状態になった犬の回復にとても効果があると最近注目を集めているのが経口補水液です。でも経口補水液にはペット用と人間用がありますよね。人間用の経口補水液を犬に与えても大丈夫なのでしょうか?ここでは人間用とペット用の違いなどを考えあわせ詳しく解説しましょう。

経口補水液とは?

経口補水液とアクエリアスやポカリスエットなどのスポーツドリンクとは同じものと考えている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

基本的に経口補水液とスポーツドリンクとではその使用目的が異なっています。経口補水液は下痢や嘔吐などのために体内から排出されてしまった水分を補う目的で使用されます。スポーツドリンクは運動によって汗などで失われた水分などを補給することが目的ですよね。

スポンサーリンク

そのため経口補水液に比べてスポーツドリンクは糖分がとても多く含まれています。また経口補水液は脱水状態を緩和するという治療を目的としているためスポーツドリンクよりも多くの塩分が含まれています。

下痢などの病気による脱水状態を改善するために犬に与える場合は、必ず経口補水液を与えるようにしましょう。ただし経口補水液は塩分が多いので腎機能に病気がある場合は獣医師に相談し、獣医師の指示に従って与えるようにしましょう。

経口補水液は人間用でも大丈夫?

人間用の経口補水液は最近ではドラッグストアなど身近なところですぐに購入することができますよね。そこで気になるのは人間用の経口補水液を犬に与えても大丈夫かということです。

基本的には人間用の経口補水液も犬用の経口補水液もその成分は同じものといえます。そのため人間用の経口補水液を犬に与えても大丈夫といえるでしょう。

スポンサーリンク

人間用の経口補水液とペット向けとの違いは?

基本的には含まれている成分は同じものなので大きな違いはほとんどありませんが、人間用の経口補水液のほうがペット向けのものよりもやや塩分が多めです。人間用の経口補水液を犬に与えるときは水で薄めることをおすすめします。

人とペットとではミネラルなどのバランスに違いがあります。ペット用の経口補水液はペットの体が必要とする電解質のバランスで作られています。犬などのペットに経口補水液を与えるときはできるだけペット用を与えるようといいですね。

もう一つの違いは、人間用の経口補水液はおいしくないということです。人間が飲んでもおいしくないのですから犬に与えても飲まない子がいるようです。ペット用の経口補水液はペットが飲みやすいようにペットが好む味になっています。

経口補水液を与えるときの注意点はあるの?

経口補水液を与えるときに飼い主さんが注意しなければならない点があります。

犬が好む味なので水よりも犬が喜ぶからといって経口補水液を与えすぎないようにしましょう。経口補水液を与えすぎると水分や塩分の摂取過剰になってしまいます。あくまでも経口補水液は軽度の脱水状態を回復させるために使用することを目的としています。与えすぎは病状を悪化させることもあるので気を付けましょう。獣医師の指示に従って適切に犬に与えるようにしましょう。

経口補水液は健康な犬に与えるものではありません。また腎臓や心疾患がある犬に与えるときは必ず獣医師に相談しましょう。塩分が多く含まれているため経口補水液を与えるときには細心の注意が必要になります。

まとめ

経口補水液は下痢などのよる脱水状態の改善に大きな効果が期待できます。とくに点滴などの医療行為は病院で行われますが、経口補水液は飼い主さんが自宅でペットに与えることができます。そのため犬の負担も軽減されるともいえます。ただ経口補水液を自宅で使用するときは獣医師の指示に従って適切に与えることが大切です

(Visited 634 times, 1 visits today)

スポンサーリンク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)