たくさんの種類がいるアザラシ。日本ではゴマフアザラシ、ワモンアザラシ、ゼニガタ アザラシ、クラカケアザラシ、アゴヒゲアザラシの5種が北海道を中心に生息しています。アザラシの仕草はとても可愛く水族館でも人気者ですよね。ではこのアザラシをペットとして飼うことはできるのでしょうか?また飼育するためには許可がいるのか、さらに価格について考えてみましょう。
アザラシとはどんな動物?
アザラシには体重が50kgくらいのワモンアザラシから体重が3tを超えるミナミゾウアザラシまで多くの種類があります。そのためその生息地も様々です。寒いところに住んでいるアザラシですが、日本近海では北海道を中心にゴマフアザラシ、ワモンアザラシ、ゼニガタ アザラシ、クラカケアザラシ、アゴヒゲアザラシの5種が生息しています。
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アザラシは魚やいかなどを主食としていますが、アザラシの種類によって好みの魚介類があるようです。好きな魚などがある地域にそれぞれの種類のアザラシが棲み分けをしていると言えますね。
アザラシはとても温厚なイメージがありますが、ときにはとても危険なこともあります。小さいアザラシでも大人になると50kgにはなるので小さい子どもはその体重で押しつぶされてしまう可能性があります。またアザラシの種類によってはほかの種類のアザラシの子どもなどを襲うアザラシもいます。
アザラシを飼うために必要なものは?
アザラシは大海原を泳いでいる動物です。運動不足にならないためにも水族館にあるような大きなプールが必要になります。
またいつもプールの中で泳いでいるわけではないのでアザラシが休むことができるスペースも必要ですね。
元来寒いところに生息しているアザラシです。やはり暑さは苦手。できるだけ生息地の環境に近い状態にしてあげる必要があります。
餌は生の魚が主食です。大量の魚が毎日必要になりますね。種類によっては餌代だけでも1年に数百万円かかることもあります。
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このほかプールをいつも清潔に保つために維持費が必要になります。いろいろな経費を考えるとアザラシを飼うためにはかなりの費用がかかると言えるでしょう。ペットとして飼うには広大な施設と莫大な費用が必要になるということになります。
アザラシを飼うには許可が必要
アザラシは野生動物です。種類によっては手厚く保護されていることもあります。そのためアザラシを飼育するためには国の許可が必要になります。とくにゼニガタアザラシなどアザラシの種類によってはレッドリストに掲載されているものもあり、国がその保護に力を入れています。
アザラシに価格はある?
アザラシは元来野生動物です。犬や猫の様にペットショップで販売されているわけではありませんよね。つまりアザラシの販売価格は設定できないと言えるでしょう。
アザラシを手に入れるにはどうする?
ワシントン条約などで規制されているので簡単に個人で海外から輸入できませんよ。規制にもいろいろな段階がありますが商業目的や愛玩用などのための輸入に関しては厳しく規制されています。
輸入以外での入手方法となると日本近海に生息しているアザラシを捕獲するということになります。確かにアザラシが漁場にしかけた網を破るなど漁業被害があるため有害獣として捕獲されることがあります。ただ捕獲するときには必ず捕獲申請・許可・捕獲後の報告が義務づけられています。
勝手に飼育したいからといってアザラシを捕獲することは禁じられていますよ。
まとめ
アザラシは野生の動物です。自然の中で泳いでいる姿はとてもいきいきとしています。またとても人懐っこい一面も持ち合わせているのでアザラシを間近でみたいですよね。そんな可愛いアザラシに会いたくなったら近くの水族館や動物園に会いに行きましょう。
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