ビーバーをペットとして飼いたい。販売価格や飼育方法は?

ビーバーはダムを造るということでよく知られていますね。その姿は可愛く動物園でも人気者のビーバーです。そこでこのかわいらしいビーバーと一緒にいたいと考える人もいるでしょう。でもこのビーバーを家庭でペットとして飼うことが出来るのでしょうか?また販売価格や飼育方法について考えてみましょう。

ビーバーはペットとして飼ってもいいの?

ビーバーには主に北米大陸に生息するアメリカビーバーとヨーロッパに生息するヨーロッパビーバーの2種類がいます。

アメリカビーバーは保護を積極的に行うことで生息数が回復していますが、ヨーロッパビーバーは生息数が激減しています。まだワシントン条約で商取引は制限されていませんが、飼育するためにはビーバーの習性を考えた飼育施設が必要になります。

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ビーバーの販売価格は?

日本では1件だけアメリカビーバーを販売しているショップがあります。そのショップでのアメリカビーバーの価格は498000円(税別)です。

日本では一般にはほとんど流通していないと考えて方がいいでしょう。現在はビーバーを飼育しているのは動物園といえますね。

ビーバーの生態は?

ビーバーは人間以外で自分のため環境を変えることが出来る動物と言われています。それはビーバーが自分の住処として川に木や泥、土などを使ってダムを作り、ビーバーにとって住みやすい環境を作り出すからと言われています。ダム造りはビーバーの本能なのですね。

ビーバーは一夫一婦で、夫婦で子育てをします。毎年平均して3,4匹の子どもを産みます。子どもは2歳頃まで親と一緒に暮らしその後自立し、新しいパートナーを見つけにいくのです。

ビーバーは水陸どちらでも行動できますが、実際は餌を食べるときに陸に上がる程度で1日のほとんどをダムや水の中で過ごしています。水の中と違い陸で歩いている姿はペタペタと動きが鈍く、野生ではダムからあまり離れていないところで食事をします。

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元来ビーバーは夜行性のため夕方から活動が活発になります。そのため餌も夜の方がよく食べます。ダムを造るのも夕方からで、夕方から森の木を自分で切り倒しダムの材料や食料にします。

ビーバーを家庭で飼育できる?

ビーバーを飼育する上で最も気になることは、ビーバーの餌ですね。動物園などでは、白菜やサツマイモ、人参などの新鮮な野菜を主に与えています。主な餌は、野菜ですがかなりの量を食べるので餌代がかなり必要になると考えられます。庭にビーバーの好物のシイの木やポプラの木を植えるということも出来ますが、大きくなる前に食べつくしてしまいそうです。

ビーバーは齧歯類なので歯がつねに伸びています。歯が伸びないようにつねにかじるものが必要になります。

ハムスターとは比べものにならないくらい体の大きいビーバーは、15㎝くらいの木ならわずか10分ほどでかじり倒してしまいます。家庭なら柱などは1日も持ちませんね。油断すると庭の木をかじり倒してしまうかもしれませんよ。

ビーバーには十分に泳ぎ回れる広さの池やプールが必要です。またビーバーはとても用心深く臆病なところがあります。そのためビーバーが落ち着いて食事ができ、寝ることが出来る寝室が必要になります。

夜行性のビーバーは、夜中に餌を食べたり泳いだりと活動がかなり活発になります。近隣に迷惑をかけないためには、防音設備が必要になるかもしれませんね。

実際家庭でペットとしてビーバー飼うためにはこのような十分な施設が必要になります。一般家庭では、かなり難しいといえますね。

まとめ

ペタペタと歩く姿がとても可愛く、その一方ですいすいと泳ぐビーバーはとても魅力のある動物ですね。でもビーバーはやはり家庭でペットとして飼うことは大変難しいようですね。もしビーバーに会いたくなったら近くの動物園へ会いに行くほうがいいですね。

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