ハリモグラの生態と日本で会える動物園・水族館3選

全身がハリに覆われているハリモグラは哺乳類ですがとてもユニークな動物です。現在はハリモグラの愛らしい姿が人気を集めています。ここではハリモグラのユニークな生態と日本でハリモグラに会える動物園・水族館を3選紹介します。

ハリモグラの生態

ハリモグラはカモノハシの仲間

ハリモグラは原獣亜綱カモノハシ目ハリモグラ科に属する最も原始的な哺乳類とされています。その主な生息地はオーストラリアやニューギニア島です。ハリモグラはカモノハシとともに単孔類に分類されています。

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単孔類とは生殖・排泄をすべて同一の孔で行う哺乳類のことで現在ではカモノハシとハリモグラの仲間だけです。ハリモグラは、爬虫類から哺乳類に進化する過程の動物とも考えられています。また、ハリモグラの平均寿命は、45年ととても長寿の動物です。

卵を産む哺乳類

ハリモグラは卵を産む哺乳類でその特異な生態から珍獣といわれています。メスは交尾時期が近くなると育児嚢を発達させ、育児嚢の中で卵を産みふ化させます。妊娠期間は15日から20日といわれています。その後育児嚢の中で子育てをします。

1回の出産で生まれる卵は育児嚢に入る1個だけで約2㎝の大きさです。生まれる赤ちゃんは1.5㎝ととても小さく、全身がピンク色で特徴的な針などはまだ見られません。約45日間育児嚢の中で成長します。

ハリモグラにはほかの哺乳類のような乳首がありません。ハリモグラの赤ちゃんは、乳腺からしみだしてくる母乳を飲むことで成長していきます。ハリモグラの母乳はとても栄養価が高いといわれています。

昼行性

ハリモグラは昼行性の動物です。昼間に活動し、餌を探して食べます。ハリモグラの主食はアリなので口がアリを食べやすいように進化しています。そのため口を大きく開けることができません。

体温調節が苦手

ハリモグラは内温動物ですが、体温調節がとても苦手です。そのため外気の温度に左右されやすく体温が気温によって変化しやすいという特徴があります。また、寒い時期は冬眠することがあります。

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上野動物園(東京都)

上野動物園(東京都)

上野動物園では2013年12月からハリモグラのメスが展示されています。上野動物園でハリモグラを展示するのは実に105年ぶりということです。このハリモグラはインドネシアのニューギニア島からやってきました。

上野動物園では西園の小獣館の地下に展示されています。珍獣といわれる可愛いハリモグラに会うことができます。

東山動物園(愛知県)

東山動物園(愛知県)

東山動物園では自然動物館でハリモグラが飼育されています。2018年には砂の入れ替えが行われました。その際には、鋭いハリに攻撃されないよう飼育員も細心の注意を払いながらの捕獲となりました。無事、砂の入れ替えが終了し、ハリモグラも満足そうです。

沼津深海水族館シーラカンス・ミュージアム(静岡県)

沼津深海水族館シーラカンス・ミュージアム(静岡県)

沼津深海水族館は、日本で初めての深海の生物をテーマにした水族館です。かなりマニアックな要素が満載のこの水族館は、約3億5000万年前からその姿が変化していないといわれる生きた化石のシーラカンスを世界で初めて冷凍保存しています。深海生物を中心に展示してありますが、生物の進化にかかわる生き物に関しては両生類や爬虫類も展示されています。

そして注目は、哺乳類のハリモグラも爬虫類から哺乳類への進化の過程にある珍獣として展示されていることです。日本でも沼津深海水族館にハリモグラが展示されていることはあまり知られていないようです。最近では、珍しいハリモグラの食事シーンの動画が公開され話題になっています。

まとめ

ハリモグラはその生態がとてもユニークな動物です。日本での展示は3か所しかないのが残念です。これから貴重な哺乳類としてその生息数が増え、ハリモグラの赤ちゃんと会える日が来ることを期待します。

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