カンガルーにとてもよく似たワラビー。動物園でも人気者のワラビーをペットとして飼うことができるのでしょうか?ここではワラビーの性格や寿命、値段や飼い方の注意点などについて詳しく解説します。
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ワラビーとは
ワラビーとカンガルー、とてもよく似ていますよね。ワラビーもカンガルーもカンガルー目カンガルー科に属しています。
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実はワラビーとカンガルーの大きな違いはその体の大きさだけなのです。カンガルーの中でも特に体重が25㎏以下をワラビーといいます。ワラビーには「ダマワラビー」「ダマヤブワラビー」「ベネットワラビー」「パルマワラビー」の4種類があります。
ダマワラビーは体が小さく日本で最も多く販売されています。最も体が小さいのがパルマワラビー、体が大きいのがベネットワラビーです。ダマヤワラビーは、猫と同じくらいの大きさです。
ワラビーはサイズ的にもカンガルーよりも小さく、特別な飼育許可もないことからペットとして飼っている方もいます。ただオーストラリアでは輸出規制が行われているためワラビーを飼いたいと考えている方は、大手のペットショップやエキゾチックアニマルを取り扱っているショップに予約しておくといいでしょう。
ワラビーの性格
好奇心旺盛
ワラビーはとても好奇心旺盛な性格をしています。いろいろなものに興味を示すので注意が必要です。とくにワラビーが食べたらいけないものは、ワラビーの目につかないように工夫しましょう。
臆病な性格
ワラビーはとても臆病な性格をしています。あまりスキンシップを好まない動物なので、過度なスキンシップはストレスになります。ワラビーは犬や猫のようには懐かないといえます。
攻撃的になることもある
ワラビーは縄張り意識が強く、自分の縄張りに見慣れない人が入ってくることを嫌がります。また、おなかに子どもがいるときは子どもを守ろうとして攻撃してくることがあります。ワラビーに近づくときは、ワラビーの様子を観察することが大切です。人に近づいてほしくないときは、ワラビーの方から逃げていきます。
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ワラビーの寿命
ワラビーは飼育下では10年から15年生きるといわれています。比較的長生きなのですが、ワラビーを診察してくれる獣医師は多くありません。ワラビーをペットとして飼う前にワラビーを診察してくれる獣医師を探しておくことをおすすめします。
ワラビーの値段
ワラビーの値段は種類によって多少の違いがありますが15万円から30万円と考えられます。ただパルマワラビーのように小さい個体は比較的値段が高くなる傾向にあります。
ワラビーの飼い方の注意点
ワラビーが運動できる広い敷地が必要
ワラビーはオーストラリアの広い大地を跳ね回っている動物です。そのため多くの運動量が必要と考えられます。もちろん室内で飼育することはできません。
ペットとして飼う場合はワラビーが十分運動できるスペースが必要になります。また脚力がとても強いので逃げ出さないように頑丈で高い柵が必要です。
餌選びは慎重に
ワラビーは草食動物です。ただペットとして飼育する際には、ワラビー用の餌が販売されていないので他の草食動物用の餌を代用するか動物園などに相談してみるといいでしょう。
ワラビーが病気になったときに見てくれる病院はとても少ないので餌の管理はしっかりしておくことが大切です。
静かな環境が必要
ワラビーはとても臆病な性格なので少しの物音にも反応してしまいます。ワラビーがゆっくりとストレスがないように過ごすためには、静かな環境が必要です。時にはしっかりとした防音設備が必要になることもあります。
まとめ
ぴょんぴょんと飛び跳ねるワラビー。その姿はとても可愛らしいですが、ペットとして飼うには少しハードルが高いといえます。ワラビーに会いたくなったら近くの動物園に会いに行くことをおすすめします。
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