老犬を介護していると、「安楽死」という選択をしなければならないときもあるでしょう。どのようなときにこの選択をするのか?飼い主としてはとても辛い選択です。そのタイミングと費用のことについて経験を踏まえて紹介しましょう。
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安楽死という選択
犬の命も私達の命もみんな同じ重さです。その尊さは、動物を飼っているとよくわかります。
「安楽死」という問題は、とてもデリケートな問題です。
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愛犬の最後の時、安楽死を選択するか否かは、言葉がしゃべれない犬にはできません。彼らに代わって飼い主がその選択をするのです。
その責任は、重大です。一つの命の問題ですから。
経験から・・・
実は、私自身、12年ほど前に愛犬の安楽死を経験しました。
老犬の介護ではありませんでしたが、愛犬の安楽死を選択するという意味では、同じつらさがあります。
愛犬はまだ5歳半で突然の発症、「パグ脳炎」です。しかも予告もなく突然に倒れ全身麻痺。
全く食事もとることができず水も飲めません。すぐに病院へ連れて行くも治療方法はステロイド剤の注射しかなくその効果が認められなければ改善することはないとはっきり獣医師から宣告されました。
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獣医師も安楽死をすすめる方ではありませんでしたが、獣医師の方から「このまま過ごしてももって2,3日。しかもかなり苦しむでしょう。」といわれ「僕もすすめたくはないが..」と。これも獣医師の方の本音だと思います。私も愛犬の顔を見つめ・・・そして決断しました。
この経験から老犬の介護中であれ、安楽死を選択するのにいいタイミングというものはないといえます。それは、飼い主と愛犬とそして獣医師との間での関係から導かれるもので、飼い主が積極的に選択するものではないといえるのではないでしょうか。
安楽死自体は、犬は本当に苦しむことなく安らかに虹の橋を渡っていきます。
最後は本当に穏やかな顔をしていました。
それでも、今も本当にあの選択でよかったのか?という自問自答は続いています。
飼い主としては愛犬が苦しむ姿を見たくないという気持ちもわかります。単に延命処置だけで回復の見込みがなく犬が苦しむだけなら、安楽死も選択のうちの一つといえるかもしれません。また、長い老犬の介護は、飼い主にとっても大きな負担であることは確かでしょう。
でもそのときは、獣医師としっかりと話し合うことが大切だといえるでしょう。
安楽死の費用
これは本当に獣医師によって全く違います。
獣医師の診療代金には、特別な規定はなく獣医師に任されているからです。
そのため純粋に処置代だけを請求する獣医師もいれば、精神的苦痛代を含めて請求する獣医師もいるのです。
純粋に処置代だけですと1万円くらいが多いようです。
ただやはり直接獣医師に聞いてみるしかないというのが現状でしょう。
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