最近では花粉が飛ぶ季節になると花粉症に悩む犬が増えています。犬の花粉症の治療とはどのようなものでしょうか?また、花粉症を軽減させるための5つの対策を紹介しましょう。
Contents
花粉症の治療方法
犬の花粉症の完全治癒は、人間同様根本治療はかなり困難といえます。そのためそれぞれの症状をいくらかやわらげる対処療法が中心になります。
1.投薬による治療
人間と違い犬の皮膚などのかゆみの原因はヒスタミンではないとされています。そのため人間のように抗ヒスタミン剤があまり効果的ではありません。
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体のことを考えるとこの抗ヒスタミン剤が、使えるほうがいいのですが…。
現在は、花粉症は季節性のものだということからステロイド剤の使用が一般的です。ステロイド剤は、使用頻度が多くなると副作用の危険性があることは周知のことですね。ですから、使用する期間や方法についてしっかりとかかりつけの獣医師と相談することが大切です。
2.減感作療法
この治療方法は、アレルゲンとなるものを少しずつ体内に入れ、アレルギー反応がおこらないように体をアレルゲンに慣れさせる治療方法です。
この治療方法は、治療期間が長く費用も掛かるためステロイド剤などの投薬でも効果が見られなかった場合や症状がかなり重い場合に用いられることが多いでしょう。
また、アレルゲンを体内に取り入れる治療方法なのでまったく危険がないとは言えないですね。しっかりとかかりつけの獣医師と相談し、納得したうえで治療をしましょう。
食事はどうするの?
ドッグフードを毎日食べている犬ならば獣医師と相談するとよいですね。
いろいろな療法食がありますので、愛犬に合ったものを選びましょう。
花粉症の犬には、メロンやリンゴなどの果物類を与えることは避けましょう。口の周りなどが赤くなったり痒くなったりする可能性があります。
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5つの花粉症対策
花粉症は、毎日の生活の中で少しだけ注意をするだけで軽減できます。ここでは花粉症の愛犬のために飼い主としてできる対策を5つ紹介しましょう。
1. 散歩の時間を考えましょう
花粉は夜中から午前10時ころまでに飛散します。犬の散歩は、早朝は避けたほうがいいでしょう。
2.犬にナイロン製などの服を着せましょう。
服を着ることによって花粉が直接被毛につくことを避けることができます。
3.散歩から帰ったら被毛を拭いてあげましょう
散歩では服を着ていても必ず被毛に花粉が付いています。被毛についた花粉をとるには、床を拭く不織布が手軽できれいに拭き取れます。被毛を濡らすこともありませんし、使った後は処分でき衛生的です。
4. シャンプーを丁寧にしましょう
できるだけシャンプーをこまめにしましょう。花粉症は皮膚疾患が多いので薬用シャンプーを使うことをおすすめします。
またあまり熱いお湯でシャンプーするとかえって痒くなってしまいます。少しぬるめのお湯で洗ってあげましょうね。
5.空気清浄機を使いましょう
どんなに注意していてもすくなからず部屋には花粉が入ってくるものです。空気清浄機を使ってできるだけ部屋の空気をきれいにしておくといいですね。
また外で飼っている犬でしたら、できれば玄関先など花粉が少ないところへ入れてあげる、犬小屋を花粉が入らないようにビニールなどで囲ってあげるなどの工夫をしてあげましょう。
まとめ
花粉症を根本治癒することは、人間同様かなり困難です。花粉症とわかったら愛犬ができるだけ辛くないようにしてあげましょうね。
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