犬が大好きで、テレビなどで活躍している警察犬の訓練士になりたいと思っている方も多いでしょう。警察犬訓練士になるためにはどうしたらいいのかわかりにくいですよね。ここでは、警察犬訓練士になるための方法と仕事内容、必要な資格と給料について考えてみましょう。
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警察犬訓練士には2通りあります!
警察犬訓練士には直轄警察犬訓練士と嘱託警察犬訓練士の2種類があります。
1, 直轄警察犬訓練士
各都道府県の警察が警察犬を飼育・訓練しています。この警察犬を飼育、訓練するのが直轄警察犬訓練士なのです。警察の中の鑑識課に所属しています。
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直轄警察犬訓練士は、警察官なので公務員になります。そのため、まずは警察官になるために試験に合格し、警察学校を経て警察官として採用されなければなりませんね。
その後いろいろな部署に配属されるので、必ずしも警察官になったから警察犬訓練士になれるとは限らないのです。
かなりハードルが高いといえますね。
2, 嘱託警察犬訓練士
民間に嘱託されている嘱託警察犬を飼育・訓練することができます。民間なのでまずは警察犬の訓練を警察から嘱託されている訓練所で職員として採用されることが必要です。
犬の訓練士を養成する通信講座や専門学校もあります。卒業後すぐに警察犬訓練士になれるわけではありません。犬の訓練に関する基礎知識を身につけたあと、卒業後は民間の訓練所で数年間働き訓練技術の習得をすることになるでしょう。。
警察犬訓練士の仕事は?
直轄警察犬訓練士も嘱託警察犬訓練士も犬の世話と訓練が基本的な仕事になります。
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特に民間の訓練所では、見習いのときは早朝から夜遅くまで犬の世話に明け暮れることも多いでしょう。
主に午前中は、犬舎の清掃、犬の散歩などの運動、食事の世話で終わってしまいます。午後から、担当する犬の訓練ですね。
訓練が終わると犬の夕食、その後一日のミーティングです。
警察犬訓練士になるには資格が必要?
基本的に絶対必要な資格というものはありません。
ただ、嘱託警察犬訓練士になるためには、5,6年ほど嘱託訓練所で働きながら先輩の指導を受け、訓練技術を勉強し、公認訓練士の資格を取ることが望ましいでしょう。
公認訓練士の資格を取るには、(社)ジャパンケネルクラブ (JKC)/(社)日本シェパード犬登録協会(JSV)/(社)日本警察犬協会(PD)の3団体のいずれかの認定制度の試験に合格しなければなりません。
警察犬訓練士の給料はどれくらい?
直轄警察犬訓練士は公務員ですから年収750万円くらいです。
逆に民間の嘱託警察犬訓練士は、年収平均が200万円程度といわれています。月15万円くらいなので給料としてはかなり低いといえるでしょう。
また訓練所での見習い期間は、ほとんど給料がないところが多いようです。中には、無給という訓練所もあります。しっかり確認しましょうね。
まとめ
警察犬訓練士という仕事は、やりがいと達成感がある仕事です。その反面、訓練士として独り立ちするまでには、かなりの努力と根気が必要です。警察犬の訓練をしたいという強い意志がなければ、警察犬訓練士になるのはかなり厳しいでしょう。
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