「おすわり」や「まて」など、犬に教えるべき大切なコマンド=命令はたくさんあります。なかでも、多くの飼い主がその最重要項目として挙げるのが「来い」です。なぜって?「来い」は場合によっては、走ったり遊んだりしている犬の注意を引くのに一番だからです。飼い主のそばに戻ってくれば、「まて」や「おすわり」させるのが簡単になります。犬がそういった課題をこなすために「来い」というコマンドを知っている必要があるのです。
「来い!」であなたは群れのリーダーになる
犬は他の犬と群れで生活する習慣があるので、厳しい序列があることは、彼らにとってごく普通のことです。もしあなたが、平等の権利を持つパートナーとして犬を扱っているなら、ちょっと自由を与えすぎかもしれません。おまけに犬を混乱させるだけです。なぜなら、彼らは明確なルールを求めているからです。群れにはリーダーが必須。「来い!」と呼ぶ人こそ、リーダーなのです。
コマンドを教える
室内でトレーニングを始めましょう。何よりも肝心な事は、あなたが呼んだら、犬が反応し、こちらへ来ることです。常に「来い」は犬の名前とセットで使います。おそらく1、2回呼べば、あなたのもとに走ってくるでしょう。十分すぎるほどたっぷり褒めてあげます。小さなおやつをあげて甘やかしても構いません。
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愛犬が、飼い主の元へ行くことより大事な何かに取り組んでいることがあるかもしれません。2回呼んでも来ない場合は、犬のところまで行って自分が呼んだ場所に連れてきます。呼んだ場所まで歩くあいだも、到着したときも犬をほめ続けます。この一連の動きをすぐに繰り返してください。庭でやる場合、犬を呼んで何も反応がないと、犬を捕まえようと追いかけてしまうかもしれません。犬、特に遊び好きな子犬は、とても楽しいゲームが始まったと思ってしまいます。これでは訓練は成功しません。ということは、外では違った方法を取る必要があります。もし呼んでも来ないなら、うしろを向いて立ち去りましょう。たいてい、走ってあなたについてきます。
「おすわり」「まて」など、他のコマンドをすでに知っているなら
犬に「おすわり」「まて」をさせます。5歩後ろに下がり、笛で合図。テンションの高い声で名前を呼び、「来い」をします。腕を広げ犬を激励しても良いです。犬が従ったら、ほめてご褒美をあげます。このコマンドを(5歩だけ下がる)10回繰り返してください。犬がマスターしたら、10歩に距離を伸ばしましょう。絶対に、叱るなどの犬が嫌いなことをするために呼んではいけません。犬にとっても、飼い主にとっても、「来い」に応じること=良い体験である必要があるのです。親友はあなたのそばにいなくてはいけませんから。
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