犬の先祖はオオカミですが、今でも、オオカミだった頃の習性をもっています。
ここでは、犬の習性を生かしたお仕事を紹介します。
Contents
◎ 牧畜犬(牧羊犬) ◎
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牧畜犬(牧羊犬)とは、牧場において家畜が散らばらない様に監視したり、外敵から家畜を守る犬です。
牧畜犬(牧羊犬)は、自分のテリトリーや仲間を守るという習性を生かした仕事です。
牧羊犬の起源はイラン周辺が発祥だと考えられており紀元前4300年頃の地層から牧羊犬とみられる犬の骨が発見されています。
牧羊犬として活躍している犬種は主に、
- ボーダー・コリー
- シェルティ
- ジャーマン・シェパード
など。
◎ 猟犬(りょうけん) ◎
出典:wikipedia
猟犬とは、狩猟者とともに行動して狩猟のサポートをする犬のことです。
猟犬は、犬の狩猟本能や物をくわえて持ってくる本能を生かした仕事です。
猟犬として活躍している犬種は
- バセット・ハウンド
- イングリッシュ・ポインター
- ブリタニー・スパニエル
- ヨークシャー・テリア
- 柴犬 など
日本では、2002年に改正された
鳥獣保護法により、猟犬に噛みつかせて捕獲する方法は禁止されることとなった。
◎ 競争犬(きょうそうけん) ◎
競争犬とは、「ドッグレース」において掛けの対象となって走る犬のことです。
犬を走らせるときは、疑似獲物をコースに合わせて動かします。
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これを捕まえようと犬は走ります。
動くものを追いかけて、捕まえようとする習性を利用した仕事です。
日本においては、「競犬」は認められていません。
民間のドッグパークなどで、余興として犬のレースがみれるくらいです。
海外では、イギリス、グアム、マカオ、アイルランド、オーストラリアで
ギャンブルとして運営されています。
競争犬として使われている主な犬種は、
- グレイハウンド
- ウィペット
など、足が速い犬種が選ばれます。
◎ 闘犬(とうけん) ◎
闘犬とは、娯楽や賭け事のために犬同士を戦わすことです。
縄張りに入ってきた外敵を攻撃するという性質を利用した仕事です。
現在、動物愛護の観点からほとんどの国で闘犬は禁止されています。
日本では現在、高知県のみで闘犬が行われています。
闘犬に使われる犬種は、マスティフの血を引く、土佐犬(とさいぬ)です。
◎ 害虫駆除犬(がいちゅうくじょけん) ◎
害虫駆除犬とは、人間の生活に危害を加える野動物を駆逐する犬のことです。
自分の縄張りを守ろうとする性質を生かした仕事です。
日本では、猿を対象とした「モンキードッグ」と
熊を対象とした「ベアドッグ」などが、
長野県や群馬県で活躍しています。
犬種の指定は特にありません。
◎ セラピードッグ ◎
セラピードッグとは、病院や老人介護施設、児童施設などを訪問し身体と精神の機能回復を補助する犬のことです。
日本ではまだまだ認知度の低い仕事ですが、海外では、動物介在療法として50年近い歴史があります。
犬種や年齢の指定はありません。
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