犬と一緒に生活をしていると「あれ?悲しいのかな?」と思うことはありませんか?果たして犬には悲しいという感情があるのでしょうか?ここでは悲しいと犬が感じるときの表情やしぐさをまとめてみました。
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犬の悲しいという感情は「喪失感」を意味する
犬は人間と同じようにほ乳類です。ほ乳類に共通していえることは爬虫類のように本能だけで行動するわけではないということです。
ほ乳類は恐れ、悲しみ、喜びなどの感情の動きがあります。情緒ともいわれ体でその感情を表現することができます。
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犬ももちろんほ乳類なので「悲しい」という感情があります。ただ犬が感じる悲しいという感情は飼い主さんが考えているものとは少し違うといわれています。
犬にとって最も悲しいことは「喪失感」なのです。この喪失感を犬が感じたとき犬は悲しいという感情になります。
犬が感じる喪失感とは「期待はずれ」のこと
犬にとって喪失感とは期待はずれということです。期待はずれとは犬が飼い主さんのこれまでの行動などから犬にとってうれしいことが実現しなかったとき感じる感情です。
たとえば飼い主さんが散歩の準備をしているときに電話がかかってきて散歩へ行くことができなくなった、いつもはおやつをくれるのに飼い主さんがおやつをくれない、飼い主さんが褒めてくれないなど犬が期待したこととは違う状況になってしまったときに犬は期待はずれと感じてしまいます。
この期待はずれの状況が続くことによって犬は「期待しても無駄」と思ってしまいます。これが犬にとっての喪失感になります。そしてこの喪失感が犬にとっては悲しいという感情になるのです。
仲間がいなくなることも喪失感といえる
古来より犬は「群」で生活している動物です。それは人間と生活するようになったあとも同じように飼い主さんやその家族と一緒に群を作っています。
群の中の誰かが突然にいなくなることも大きな喪失感になります。たとえば今まで一緒に暮らしてきた飼い主さんの子どもが学校や就職などで家からいなくなるということも大きな喪失感を犬は感じてしまいます。
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また大好きな飼い主さんが他界するなど突然いなくなることは犬にとって最大の悲しみとなるでしょう。
悲しみを感じたときの表情やしぐさは?
目がウルウルの状態で飼い主を見つめる
犬は悲しみを感じることで涙を流すということはありませんが「悲しいのかな?」というような目がウルウルの状態の時があります。多くの飼い主さんは犬のこの表情を見たことがあると思います。
うつろな様子でじっと見つめる顔はまさに悲しみを感じているようですね。このような表情をしているときは犬が悲しみを感じているときなのです。
食欲がなくなる
涙を流して泣くということはありませんが食欲が落ちたり、食事をしなくなることがあります。
犬の食欲は元気のバロメータです。つねに愛犬の食欲や食事の様子を観察しておくことが大切です。
元気がなくなる
全体的に犬に活気がなくなることがあります。犬が本来大好きである散歩へ行きたがらない、飼い主さんと遊びたがらないなど今までとは違いすべてのことにやる気がないように見えるでしょう。また手足をかんだりすることもあります。
犬の元気がなくなるときは何らかの病気の可能性もあります。飼い主さんは犬の様子をよく観察することが大切ですね。
犬は飼い主さんの感情を共有することができる
犬はとても感受性の強い動物です。飼い主さんの喜びや悲しみをストレートに受け取ることができます。
家族が他界したとき、多頭飼いでほかの犬が他界したとき気がつくと愛犬がそっと横に寄り添っていたという経験はありませんか?このとき犬は飼い主さんの悲しみを共有しており、大切な仲間である飼い主さんをいたわっているのです。
まとめ
犬は悲しみを感じることができる動物です。犬が悲しい思いを感じることが少なくなるように飼い主さんは愛情を持って犬に接してあげましょう。
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