毛のない猫として最近日本でも見られるようになったスフィンクスという猫を知っていますか?そのエキゾチックな容姿と毛のない体はとても魅力的なものがあります。ここではスフィンクスの性格や寿命、値段や飼い方の注意点について詳しく解説します。
Contents
スフィンクスとは?
スフィンクスの最大の特徴は被毛がないことにあります。全く被毛がないわけではなくうぶ毛のような被毛があるようです。その手触りはツルツルのスウェードのようだといわれています。また顔にひげがありません。
スフィンクスは普通の猫から突然変異でうまれた個体をもとに1960年代から繁殖が試みられました。現在のスフィンクスは1970年代に見つかった個体から異種交配で繁殖された猫です。
スポンサーリンク
まだ猫種としては新しい猫ですが、カナダやアメリカを中心に人気が高まっています。近年では日本でも見かけるようになっています。
スフィンクスの性格
好奇心旺盛で人懐っこい
とても好奇心旺盛で遊び好きです。また人懐っこい性格なのでほとんど人見知りすることがありません。
飼い主の気を引こうとするほど人間が大好き
かまってもらえないと飼い主さんの気を引こうとします。とても愛情深い猫で時にはとても楽しい行動をすることも。
人が好きなのだけどかまわれすぎるのは嫌なようです。適度な距離を保つことが大切ですね。
欧米では「サルと犬と猫でできている」といわれる
スフィンクスはそのユーモラスで猫らしくない性格のため欧米では猫らしくない猫として「サルと犬と猫でできている」といわれとても愛されています。ほかの動物とも相性がいいのでどんな動物でも人とでも仲良く暮らすことができます。
スフィンクスの値段はどれくらい?
日本ではまだとても珍しい猫種でブリーダーも少ないのでおおむね30万円前後と考えていいでしょう。
ペットショップではもう少し安価な個体もあるようですが、まだ新しい猫種なのでしっかりした繁殖がされている個体を選ぶようにしましょう。
スポンサーリンク
スフィンクスの寿命はどれくらい?
スフィンクスの平均寿命は12年から14年といわれています。猫の平均寿命が約15年ですから少しだけ平均寿命は短いですね。ただ海外では34歳まで長生きしたスフィンクスもいます。飼い主さんの暖かい愛情で長生きすることもできるでしょう。
スフィンクスの飼い方の注意点
毛がない猫なので皮膚の手入れが必要
スフィンクスは毛がない猫です。皮膚にはシワがあり、とても脂っぽい皮膚をしています。それは普通の猫のばあい被毛に回されるはずの皮脂がそのまま皮膚表面に出てきてしまうことにあります。
スフィンクスは皮膚をつねに清潔に保つ必要があるため1週から2週に1回はシャンプーをしてあげましょう。また皮膚も弱い個体が多いので弱アルカリ性の皮膚に優しいシャンプーを使用しましょう。
シワの多い猫なのでシワの間に皮脂や汚れがたまりやすいので毎日柔らかい布やぬるま湯などで優しく拭いてあげてくださいね。
寒さに弱い
被毛で体が覆われていないのでとても寒さに弱い猫です。冬はエアコンで室内を一定の室温に保つようにしましょう。また必要に応じて猫用の服を着せてあげるといいですね。
寒いと猫の本能で電化製品などの暖かいところで休もうとします。思わぬ事故が起こる可能性があるのでとくに留守しがちな場合は暖かく落ち着いて休める場所が必要になります。また多頭飼いを検討するのもいいでしょう。
紫外線に弱い
被毛がないため直射日光や紫外線にとても弱い猫です。夏などは紫外線に注意が必要です。猫を連れて外へ出かけるときは時間帯を考えるなどの配慮が必要ですね。
遺伝的疾患がある
スフィンクスには遺伝的に心臓病になりやすい傾向にあるといわれています。ぐったりしている、疲れやすい、寝てばかりいるなどの症状が見られたら早めに動物病院へ連れて行きましょう。
また被毛がないので紫外線などによる刺激が原因で皮膚がんになりやすいともいわれています。洋服を着るなどの対策をしてあげましょう。
まとめ
エキゾチックでとても魅力的なスフィンクスです。飼い主さんとのふれあいや絆をとても好むので最良のパートナーとなるでしょう。
コメントを残す