アメリカンシェパードと、ジャーマンシェパードというのは実は同じ品種ですが、その別途の進化をたどった背景にはまったく違ったものがあります。
何が二つの犬をこんなにも分けているのでしょうか。
今回はその秘密に迫っていきましょう。
ヨーロッパにおけるジャーマンシェパード
驚くようなことではありませんが、ジャーマンシェパードは主にヨーロッパで生まれるものが多いです。
しかし、アメリカに運ばれて行って、アメリカで代われるヨーロッパ生まれのジャーマンシェパードもいます。
ここでヨーロッパのジャーマンシェパードの特徴を見てみましょう。
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- 規則:ヨーロッパの品種はSV(ドイツのジャーマンシェパードの会)の規則下にあります。
SVは会に登録されている犬の一匹一匹を認定しています。 - 身体的特徴:身体的に頭が大きく、後ろの足が直線的で、上半身が幅広く短いのが特徴です。
- 性格:アメリカの品種よりもヨーロッパのジャーマンシェパードは働き者だと言われています。昔から番犬として、アメリカのものよりも、ヨーロッパのほうが優秀であるとされてきたせいでしょう。警察犬の大多数はヨーロッパからの犬種です。
これはSVが何年間ものあいだ、ジャーマンシェパードの気質を保っていられるように心がけてきた結果です。
アメリカにおけるジャーマンシェパード
アメリカのジャーマンシェパードというのは、アメリカで生まれ育ったもののことを言います。
大西洋でわけ隔てられた二つのジャーマンシェパードには一体どのような違いがあるのでしょうか。
- 規則:アメリカの品種はアメリカの犬愛好家の品評会に参加していますが、この会はヨーロッパのSVのように規則を持っているわけではありません。
- 身体的特徴:全体的にヨーロッパよりも少し大きいですが、頭は少し小さくなっています。後ろ脚はより曲線的になっています。また、胴体は前から後ろにかけて角ばっています。
- 性格:アメリカのジャーマンシェパードは上品さ、おしとやかな歩き、品評会での美しいパフォーマンスで知られています。
アメリカとヨーロッパ、どちらのジャーマンシェパードがあなたには合っていますか?
この答えは人によるものだと思います。
しかし、あなたがジャーマンシェパードを愛していれば、どちらの種類にも好きなところを見つけることができるでしょう。
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