飼い主にはご馳走でも、ネコにとっては毒になってしまう危険な食べ物が身の回りにたくさんあります。知らずにネコにあげてしまうと大変なことに!大丈夫飼い主がネコに食べさせてしまいがちな、NG食品を集めてみました。
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ネギ類【危険!!!】
長ネギ・たまねぎのほかに、にらやらっきょうなども当てはまります。これらのネギ類をネコが食べると、赤血球が破壊されてしまいます。その結果、貧血を起こし、嘔吐・下痢・血尿などの症状が出ます。重症の場合は死亡することもあります。火を通したりしても毒性は変わりません。スープなどのネギのエキスが含まれたスープなどもだめです。「生じゃないから大丈夫でしょ」なんていう油断は禁物です。また、ゴミ箱から失敬するネコもいるので、捨て方にも気をつけたいところです。
チョコレート【危険!!!】
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チョコレートの原料であるカカオマスには、中枢神経を刺激する成分が含まれており、下痢や嘔吐・痙攣などが起こります。大量に食べると急性心不全を引き起こし、死亡する場合もあります。もっともネコはあまりチョコレートに興味はないと思いますが。
いか【やや危険!!】
生のイカには、ビタミンB1を分解する酵素がふくまれているので、急性ビタミンB1欠乏症になることがあります。「ネコがイカを食べると腰が抜ける」と聞いたことがあると思いますが、そのとおり瞳孔が開いたり、歩き方がフラフラになったりする症状が現れ、最悪の場合は痙攣をおこすなどして死んでしまいます。この酵素は加熱することで破壊されるので、ネコに食べさせる場合は火を通せば安心です。しかし、消化が悪い食べ物ですので、量には気をつけましょう。
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あわび【やや危険!!】
あわびに含まれる物質が光線過敏症を引き起こす原因となります。毛の薄い耳に症状が現れやすく、耳がはれたりかゆみが出たりします。ひどい場合は耳が壊死することもあります。あわびの毒素は3~5月に強くなるため、この時期のあわびには特に注意が必要です。
カフェイン【やや危険!!】
カフェインはお茶、コーヒー、コーラなどに入っていて、興奮作用があります。人間では大丈夫な量でも、体の小さな動物には中毒する量になってしまいます。
ドッグフード【やや危険!!】
犬と猫を一緒に飼っていると、「ドッグフードもキャットフードも同じじゃない?」と思いがちですが、犬とネコでそれぞれ必要となる栄養素はぜんぜん違います。ネコがドッグフードばかりを食べていると、ネコにとって必要な「タウリン」というアミノ酸が不足してしまい、失明してしまうこともあるそうです。
生卵【注意!】
生卵の白身を大量に食べると、皮膚炎などになってしまうことがあります。また、生卵を食べると下痢してしまうことも。加熱すれば大丈夫です。
牛乳【注意!】
個体差があるので一概にはいえないのですが、牛乳をうまく消化できずに下痢になってしまう場合があります。牛乳を飲んで下痢になってしまう場合は、猫用のミルクを利用しましょう。
ネコにはやっぱりキャットフードが無難かも。
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