残された犬たち
イラクやアフガニスタンからの米軍撤退が長引いていることで、ある犬たちの状況がニュースやバイラルメディアで注目を浴びています。
その犬とは、主人が徴兵されて家に取り残された犬たちのことです。
彼らは飼い主のことをずっと覚えていますし、帰りを待ちわびているでしょう。
こんな犬たちを慰めるような話が、今youtubeなどのメディアで何百万回と再生されています。
しかし飼い主が海外に行っている間の人生というものは犬にとってどういった物なのでしょうか?
ある幸運な犬は他の家族が家に残っていることもあります。
ですが、しばらくの間義理の家族を必要とする犬もいるのです。
義理の家族と一緒にいてくれれば、軍隊にいる間も安心できます。
たとえ地球の裏側に居ようとも、かわいいペットは愛する家族に世話をされているのですから。
兵士はがペットと再会するとものすごく喜びます。
そして犬はそれ以上に喜ぶのです。
このように擬似的なペットとなるよう特別に躾けられた犬をセラピー犬と呼びます。
仕事をする犬
広義での奉仕犬というのは、盲導犬や介助犬、警察犬、セラピー犬を含みます。
彼らは制服を着て特別に躾けられた兵士でとなります。
戦闘試験を受けたプロの犬は、爆弾を嗅ぎ付けたり人並みを整理したりというハイレベルで幅広い職務を負っています。
しかし特別な任務とは分けて、人間に忠誠を誓い愛をもって接するという大切な仕事があります。
スポンサーリンク
犬を連れて帰る
兵士と軍犬の絆は深く長続きするものです。
しかし、役所と高額の費用がアメリカでの再会を困難にしていると、週刊誌の調査がその感動から悲劇への転移を公開しました。
任務中に兵士は現地で見つかった犬と仲良くなることがあります。
しかし、そうした犬をアメリカ本国に連れて帰るのは簡単な仕事ではありません。
スポンサーリンク
ブランコという犬を家に持ち帰る作戦の手助けをした兵士がブランコをアフガニスタンからアリゾナへと連れていくのに必要な募金を募るペイパルのアカウントを公開しましたのです。
また、SPCAは治安の悪いイランからもっといい場所へと犬を連れて行こうという「バグダッドの子犬作戦」を立ち上げました。
最近の米州機構のブログでは、バグダッドの子犬作戦イラクで111回目の任務を遂行させ、17匹の犬を救ったと語っています。
一番最初の軍犬
第一次世界大戦中、フランスに派兵されたアメリカ軍はスタビー軍曹は敬礼をもって出迎えられました。
驚くことに、軍曹以上の階級の者までが敬礼で彼を迎えました。
なんとスタビーは犬だったのです。
スタビーの飼い主は、輸送機に愛するペットを持ち込んだ ジェームズ・ロバート・コロニーという兵士でした。
こういう経緯から、この記憶に残すべき犬が堀で活躍することになったのです。
スタビーは18か月も前線に立っていた相棒たちを励まし続けました。
ノーマンランドにいる間、鋭い聴覚をもってスタビーは、毒ガス攻撃の危険を仲間に知らせたり、傷を負った同僚を探すと英雄のように活躍しました。
彼が全ての階級の兵士から感謝の敬礼をもって迎えられたことは疑う余地がありません。
第二次世界大戦中には、アメリカ軍が公式に犬の軍用を始めました。
その第一歩の成功はそれ以降の犬の軍用化の土台となりました。
今日、軍用犬の活躍については再び言及するまでもありません。
しかし、私たちが兵士であろうと市民であろうと 、日常の中で犬の存在は必要不可欠なものです。
裏庭から戦場へと、人と犬とのつながりはこれからより深くなっていくでしょう。
コメントを残す