飼い主さんにとって肥満気味の犬も困りますが、愛犬が痩せ気味と診断されることも大きな悩みとなってしまいます。ここでは痩せ気味の犬を健康的に太らせるための食事の与え方と気を付けることについて考えてみましょう。
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個体差が大きい犬の食事の量
犬が痩せ気味の飼い主さんから多く聞かれる話は「ドッグフードのパッケージに表示してある量をきちんと与えている」ということです。
「決められた量を与えているのにどうして痩せ気味?」と感じている飼い主さんが多いということですね。ここで注意したいのが「ドッグフードに表示されているフードの量はあくまでも目安である」ということです。
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犬それぞれに個性があるように同じ犬種であってもその犬にとって必要なエネルギー量が違っているのです。犬が痩せ気味といわれたら現在の食事ではエネルギーの消費量が大きすぎるということになりますよね。犬に必要な食事の量は個体によって大きく違うので犬を標準体重に近づけるためにはまず食事を見直す必要があります。
またサルーキなど犬種によっては少し痩せ気味に見える体型がスタンダードとされていることもあります。それぞれの犬種のスタンダードを確認しておくことも大切ですね。
痩せ気味を改善するための食事の与え方
食事の量を増やす
まずは今与えているドッグフードの量を増やしてみましょう。食事の量を増やすことで犬の体調に問題がなければそのまま1,2週間様子を見ましょう。
このとき犬の排せつ物のチェックを毎日必ずしましょう。下痢気味であれば食事の量が多すぎて胃腸に負担がかかっているということになります。このときは食事の量を少しずつ減らし犬にあった食事の量を見つけましょうね。
与えているドッグフードをかえる
食事の量を増やすことで体調を崩すまたは食が細い犬のときは与えるドッグフードを消化吸収の良いものにかえてみましょう。
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とくに穀物不使用で高たんぱく質のドッグフードがおすすめです。高たんぱく質のドッグフードは犬の胃腸に負担をかけることなく栄養素を吸収することができるので一度にたくさんのドッグフードを食べることができない犬にはおすすめです。
食事の回数を増やす
1度に与える量を増やすことで食べたものを吐いてしまうようでは意味がありませんよね。それでも一日に犬が食べる量を増やしたいというときは通常1日2回の食事を1日3回から4回に増やしてあげるといいでしょう。
このとき注意したいのが1回の食事の量です。1日2回の食事の時と同じ量を犬に与えると総給餌量が極端に多くなってしまいます。犬が下痢や嘔吐してしまうこともあるので1回の量は今までよりも少し少なめにしましょう。
犬の1日の総給餌量が今までより少し増える程度が1回の給餌量の理想です。
痩せ気味の犬を太らせるときに気を付けること
適度な運動をさせる
太らせるにはエネルギーの消費量を減らせばいいと散歩などの運動量を減らさないようにしましょう。適度な運動は犬に適切な筋肉をつけるためには不可欠です。筋肉がつくことで代謝量も増加し、食欲も増すといえます。
また散歩は犬にとってはストレス発散にもなります。楽しみでもある散歩の量を減らすことで精神的なストレスが溜まってしまうことは健康にも影響が出る恐れがあります。
おやつの与えすぎ
「食が細いがおやつなら食いつきがいい」と愛犬がなかなかドッグフードを食べないときに「何か食べさせないと」ということでおやつをたくさん与えていませんか?
おやつを食べすぎていることで食が細くなっていることも考えられます。またおやつでは犬に必要な栄養素を十分に摂取することはできませんよね。
おやつはあくまでもし好品です。おやつの与えすぎには十分注意しましょう。
まとめ
犬が痩せ気味だと飼い主さんはとても気になりますよね。でも飼い主さんの愛情と気配りで犬は健康的に体重を増やすことができます。理想の体型を目指して愛犬と一緒に頑張ってみましょう。
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