大型犬の中でも飼いやすいと言われるゴールデンレトリバー。
大きいけれど優しい性格で、大型犬の中では比較的見かけることも多いゴールデンレトリバーを紹介します。
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Contents
ゴールデンレトリバーの起源
19世紀中頃、スコットランドのダッドリー・マーシュバンクス伯爵(後のツウィードマウス卿)が交配により作出したのが起源である。1865年、ダッドリー・マーシュバンクス伯爵は小型のニューファンドランド犬と掛け合わせた黒のウェイビーコーテッド・レトリーバーから生まれた、1頭のウェーブ掛かった黄色の被毛に覆われた「ヌー」を購入した。ダッドリー・マーシュバンクス伯爵は「ヌー」及びツウィード・ウォーター・スパニエルの「ベル」を掛け合わせ、4頭の牝が生まれた。その内の1頭「カウスリップ」を基に、ダッドリー・マーシュバンクス伯爵は20年以上ブリーディングした。ウェイビーコーテッド・レトリーバー、アイリッシュ・セッター、後のブラッドハウンドとの交雑を何回か行い、新しい犬種としてゴールデン・レトリバーを確立した。
ゴールデンレトリバーの外見
毛の色は白に近いクリームから茶色までさまざまです。
長い毛とふさふさの立派なしっぽ、そして何より優しい顔立ちが特徴ですよね。
体重はメスでも24〜29kg、オスになると29〜34kgほどになります。
ゴールデンの仔犬を飼って、散歩で初めて大人のオスのゴールデンと会ったときはそのデカさに「こんなに大きくなるの~!?」とビビったものです。
アメリカ系とイギリス系
一言でゴールデンレトリバーと言っても、アメリカ系とイギリス系の2種類がいるようです。
アメリカ系は色が濃いめで、鼻が長く全体的にスリムな印象。
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イギリス系は色が薄めで、鼻が短く全体的にがっしりした印象。
日本にいるゴールデンレトリバーはアメリカ系が多いようです。
ゴールデンレトリバーの性格
- 「信頼できる性格」「飼い主と共に働くことを喜びとする」犬種で、「賢い、温和、知的、親しげ、確実」と表現される。
- 人間に同調する能力を持つため、家族が静かにしているときには静かにし、遊ぶときには一緒に大いにはしゃいで遊ぶ。
- 主人が願っていることを察知し、常時主人に気に入られようと努力する。
- 家族と一緒に行動できることを喜びとし、孤独を嫌う。
- 忍耐力が非常に強く、細やかな気配りができて、楽天的。
- 自信を兼ね備え、信頼できる個性を持つ。
- しつけやすく、子どもから老人まで誰にでも扱いやすい犬種である。
アメリカ系とイギリス系でも性格に違いがあり、アメリカ系は明るくて活発、イギリス系のほうが落ち着いていて大人しいのだそうです。
どちらにしても人と一緒にいるのが大好きなゴールデンレトリバーですから、戸外より室内飼いに向いていると言えます。
デカいのにさみしがりやとか、めちゃめちゃかわいくないですか?
ゴールデンレトリバーの運動量
参照元ゴールデンレトリバー専門ブリーダーぴーすのホームページ
ゴールデン・レトリバーは他の大型犬同様、ある程度の運動量が必要なので、自転車を使った引き運動などを1日1時間を1~2回程度行うといいでしょう。また作業をすることが得意で好きなので、屋外でボールを使って遊んであげるのもいいですし、水遊びを取り入れてもいいでしょう。
必要な運動量をこなしていけばゴールデンレトリバーと一緒に人間も健康でいられそうです。
他の犬とも友好的なゴールデンですからドッグランなどにも連れて行ってあげたいですね。
優しい犬種とはいえやはり大型犬、力が強いので散歩中にリードを離してしまうようなことがないように気をつけましょう。
実は親戚じゃない?ゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバー
どちらも人懐っこく賢いゴールデンレトリバーとラブラドールレトリバーですが、その違いは毛の長さだけではないようです。
- ゴールデン・レトリバー及びラブラドール・レトリバーは「親戚」ではない
- 類似した外観を持ち、両者の相違点は「短毛種と長毛種の違い」だと誤認される場合があるが、誤りである。ゴールデン・レトリバーは上述の交配種であるのに対し、ラブラドール・レトリバーはセント・ジョンズ・レトリーバー及びニューファンドランド犬の交配種であるため、種としてはある程度の隔たりがある。
ラブラドールには黒ラブやチョコラブがいるのに、ゴールデンには黒ゴルやチョコゴルがいないのが不思議でしたが、そもそもゴールデンとラブラドールは「親戚」ではなかったんですね。
納得です。
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