【なぜ?】ドーベルマン断耳の理由。適切な時期と費用など。

ドーベルマンといピンと立った耳と短いしっぽ。ガッシリしたからだというイメージですね。ではドーベルマンはどうして断耳するのでしょうか?またその適切な時期と費用について考えましょう。

断耳する理由は?

本来の断耳の目的は、狩猟犬や牧畜犬が熊やオオカミなどの外敵と戦うときに耳を噛まれてけがをしないようにすることでした。文献に初めて断耳について記述されたのが17世紀ですから、かなり古くから行われていたことになりますね。

その後19世紀に入りイギリスでそれぞれの犬種のスタンダード(標準)が規定されると断耳の本来の目的は、薄れてきました。

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警察犬や警備用の犬は、その仕事の性格上敵に耳を噛まれて致命傷にならないために断耳が行われていることが多いですね。しかし、一般家庭でペットとして飼われているドーベルマンの断耳はその本来の目的とは違い習慣的に行われており美容整形と見なされています。

断耳に関する海外の現状

1. ヨーロッパでは?

ヨーロッパではほとんどの国が美容目的の断耳を禁止しています。健康維持に必ずしも必要ではない限り犬にとっては苦痛でしかないという理由からです。

2. アメリカでは?

アメリカの獣医師会は、断耳に反対の立場をとっています。そのため大学の獣医学科では断耳のやり方などの講義は行われていません。一方、アメリカケネルクラブは、断耳を容認する立場をとっています。

断耳する時期はいつ?

断耳は、生後2~3ヶ月後に行われます。それ以降だと耳の軟骨が発達してくるため断耳が難しくなります。

断耳の費用はどれくらい?

断耳の手術自体は全身麻酔を使うので3万円から5万円くらいでしょう。断耳の場合は、手術後一日は入院が必要ですし、その後の傷の手当てが数週間続きます。術後のアフターケアがたいへんなのです。断耳をするときには、かかりつけの獣医師にアフターケアを含めた費用を確認しましょう。

断耳に関する日本の現状

断耳に関しては、ジャパンケネルクラブはあくまでもスタンダードの規定のひとつとして断耳を容認しています。

また、「動物の愛護及び管理に関する法律」では断耳についての明確な規定が書かれていません。断耳に関しては、日本はブリーダーや飼い主・獣医師にその判断を委ねています。

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ドーベルマンはその頭数が少ないためほとんどブリーダーからの購入になります。多くのブリーダーは、断耳を早めに澄ませているというのが現状です。そのため飼い主が子犬を受け取るときは、ほとんどの場合断耳されていることが多いでしょう。断耳・断尾されていない子犬を望む場合は、ブリーダーに予約をしていた方がいいでしょう。

ただ日本でも動物虐待などの観点から断耳を断る獣医師も増えてきています。

まとめ

ドーベルマンは、本当はダックスフンドのような垂れ耳でしっぽが長い犬種なのだということを知らない方も多いでしょう。犬種図鑑に載っているドーベルマンの耳としっぽは、美容整形によるものなのです。今では断耳や断尾をしないで販売するブリーダーもいます。どちらにしてもこれからは、断耳のあり方について考えていかなければならないといえるでしょう。

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