迷子または帰る家をなくしたらしいワンちゃんに出会うことは十分あります。犬好きなら、すぐに助けたいと思うでしょう。行動を起こす前に、ぜひ覚えておいていただきたい安全に関する大切な注意事項をご紹介します。
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慎重すぎるくらい慎重に
誰にも連れられずうろうろと道をさまよっている見知らぬ犬は、病気だったり、うろたえ、怯え、傷を負っている可能性があります。虐待を受けていたかもしれません。そうした状況にある犬は、たいてい、予期せぬ行動にでることがあります。ちょうど愛犬を散歩させている時に鉢合わせしたとしたら、事態はもっと悪くなるかもしれません。愛犬がほえ始めたり、ご主人さまを“守ろう”とするなら、相手の犬は、初めは害がなさなそうに見えても攻撃的になることが考えられ、あるいは逃げていってしまうかもしれません。
判断は正しく
こうしたわけで、地元警察または動物管理専門機関に電話をすることが賢明です。管理機関の係官は、家を失った迷い犬を扱う専門家で、訓練を受けているため飼い主からはぐれてしまったばかりの犬か、長いこと迷っているかはすぐに判断できます。犬に近づき捕まえる技術は優れものです。
携帯電話の電話帳に最寄りの動物管理局の電話番号を入れておくことをお勧めします。犬の居場所を通報したら、安全なところからその犬を見守るのもいいでしょう。犬がうろうろし始めたら、新しい情報を提供することもできます。
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自分の考えで行動
動物管理局に通報できない状況の場合、また、犬が凶暴でもなくおとなしそうで、ケガをしている様子がなく、近づけそうでも、正しく判断し、用心する必要があります。
近づくときはゆっくりと。
急に動いたり早く動くと、犬をおびえさせ、襲ってきたり、車の通る道路に向かって逃げてしまうかもしれません。
あわてず、静かに話しかける
。フレンドリーな態度で犬を安心させ、落ち着かせてみましょう。
食べ物やおもちゃを与える。
あなたの方に向かって信頼を示そうと、多少なりとも近づくそぶりを見せるかもしれません。また、迷子の期間が長ければ、おなかをすかしているということも考えられます。
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迷子札をつけているか確認。
迷子札をつけた犬なら、単に迷子になっている可能性が高く、野良犬として生活していたわけではないでしょう。訓練を受けている確率や人慣れしている可能性もずっと上がります。ナイロン製リードを持っていたら、逃げて行かないよう頭から優しく通してください。そうすれば、鑑札が付いているかどうかも簡単に見極められるはずです。鑑札には、飼い主の連絡先や他の有力な情報が記載され、どこに住んでいるかが確認できるでしょうその場で飼い主に連絡したら、うまくいけば、すぐにでも嬉しい再会を目の当たりにすることができるかもしれません。
あなたの自宅が近くにあり、その守備範囲まで犬が喜んでついてくるなら、不安を起こさせない場所に入れてください。できればフェンスで囲んだ庭などに放し、あなたの愛犬とは一緒にしないことです。縄張り争い、野良犬が媒介となる寄生虫や病気の可能性を避けるためです。
迷い犬を安全な場所に連れて行き、必要な注意と安心を与えてやれたら、次のようなステップを踏んで、飼い主との再会を果たしてあげましょう:
• 迷子札の確認がまだなら、すぐに調べて連絡先を確かめましょう。
• 地元の警察や、そして地元の動物保護施設に連絡して、犬のことを通報してください。飼い主が犬を捜しているなら、機関のどれかに届け出をしているかもしれません。
• 動物保護施設か最寄りの獣医へ犬を連れて行き、動物IDマイクロチップを着けているかどうか確認しましょう。それでも飼い主と再会できないなら、次の方法を試してください:
• 新聞の地方版に迷子犬のお知らせを掲載します。愛犬がいなくなった飼い主なら、愛犬の特徴とマッチするものがないかと、何度も目を通しているはずです。
• 人通りの多い場所に、「犬、見つけました」のポスターを張ったりチラシを置いたりしましょう。ポスターやチラシには、犬の写真と連絡先を必ず記載します。
• 地元の愛犬家たちに口コミで広げましょう。それには、電子メール、電話、フェイスブック、ツィートを利用するといいでしょう。アップできるところには、必ず犬の写真を載せてください。今はSNS全盛時代なので、こうしたメッセージは簡単に共有されます。広がりを見せるネットなら、飼い主か、犬に心当たりのある誰かまで伝わるかもしれません。
<掲示板>
飼い主から連絡があった場合にすべきこと
犬の飼い主だと名乗ってきた人に、簡単に手渡してはいけません。実際、その人物の「私の犬です。どれだけ心配したことか」という言葉が本当かどうかは分からないのです。
身元の確認に加えて、本当の飼い主であることを必ず証明してもらいましょう。犬と一緒に撮った写真があればいいですね。飼い主はこうした写真を山ほど持っていますから。あるいは、犬種/描写、年齢を記載した公的文書といったものも有用です。
さらに、次のようなちょっとしたことも見逃さないで:犬がその人物を見たときの反応。走り寄ってなめれば、それは良いサインです。でも、無関心か、怯えて尻込みするなら、用心しましょう。その人物が飼い主であることを主張しても、疑いがある場合、地元の警察に連絡してください。
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