愛犬がケガをしてしまったら・・身体の緊急事態にするべきこと

完璧な世界では、緊急事態に対処する必要が一度もないかもしれません。しかし、残念ながら、緊急事態は起きてしまうのです。しかしながら、冷静にかまえ、適切に状況判断をすることで、愛犬をもっと苦痛のないようにし、回復を早めることさえもできるのです。

事故の後、元気そうに見えても、内出血を起こしている可能性があることを覚えておいてください。どんな事故であっても、事故後すぐに愛犬を獣医のもとへ連れて行くべきだということを覚えておいてください。動物病院に駆けつける前に、病院のスタッフが緊急で駆けつけていることがわかるように誰かに病院へ電話をしてもらってください。このことで、病院側は準備をしておくことができます。

優しく拘束してください

もし、愛犬がケガをしてしまったら、できるだけ速く愛犬を獣医のもとへ連れて行く必要があります。意識があれば、初めに愛犬に口輪をすることが、とても重要です。どんなに普段は穏やかな犬であっても、痛がって、怯えや恐怖心が最も温厚な犬を噛みつく犬にさせることだってあるのです。(大切な例外:嘔吐や呼吸困難に陥っている場合は、口輪をしてはいけません。)

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一時的に使用するための口輪を作るのに必要なものは、パンティストッキング、ネクタイ、もしくはガーゼ(長さ12~14インチ)だけです。外にいる場合は、愛犬のリードを使うことさえもできます。これらのアイテムのひとつで、大きな輪が残るように、緩く結び目を作ります。静かに後ろから愛犬に近づき、輪をやさしく口先にはめます。それから、ピンと引きます。輪は口先にキツすぎないようにぴったりフィットさせてください。結び目の端を顎にさげた後、首のほうへ持っていき、耳の後ろで結び、愛犬のケガの度合いを検査してください。

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よくあるケガ

次によくあるケガの手当てをするためのヒントを紹介します。

熱射病:愛犬を涼しい場所へ避難させ、冷たい水ではなく、常温の水をスポンジにふくませ、やさしく体を拭いてあげます。また、愛犬に常温の水を少量飲ませてあげてください。熱中症は生命を脅かしかねないので、直ちに愛犬を獣医のもとへ連れて行ってください。

出血:出血を遅らせるもしくは止血するために、グルグルに巻いたシャツや、生理用ナプキン、ガーゼやハンカチなどで傷口を圧迫してください。

火傷:すぐに火傷をした部分を流水にさらしてください。火傷を冷やすには庭がいいです。水道の蛇口の圧力は低くしておいてください。化学薬品で火傷を被った場合は、反応している部分にざっと水をかけてください。

毒物:愛犬が嘔吐をしている場合は、毒物管理人もしくは獣医に電話をしてください。そして、必ずその毒物を持って行ってください。獣医が治療方法を決定する際に役に立ちます。

窒息:どんな窒息の兆候(息をつまらせる、口を前足でかく、よだれを垂らす、飲み込みづらそうにしているなど)があっても、引っかかっているものがはっきりと見え、それが何かがわからない限り、それを取り出そうとしないでください。

凍傷:愛犬を暖かい場所に連れて行ってください。それから、暖かい蒸しタオルを凍傷を起こしている箇所にあててください。

人間と同じように、犬も重大な事故の後にショック状態に陥ることがありますから、愛犬を覆って、体を温めてあげてください。それから、老年の犬は免疫機能が弱いので、小さな傷から合併症を起こしてしまうことさえもあります。愛犬がケガをしてしまったら、常に獣医の援助を求めるようにしましょう。

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