犬のサマーカットの時期はいつから?失敗しないためのコツは?

夏になるとサマーカットをしている犬をよく見かけますよね。いろいろなアレンジがとても可愛いですが、サマーカットのメリット・デメリットを理解した上でサマーカットにする時期と失敗しないコツを紹介しましょう。

犬がサマーカットをするメリットとデメリット

夏になると暑いから涼しくなるように犬もサマーカットをすると多くの飼い主さんは思っているかもしれませんね。でもサマーカットは犬にとっては大きな負担になることもあります。

犬の被毛の大きな役割は皮膚の保護にあります。冬は冷たい外気からそして夏は強い日差しと紫外線から弱い皮膚を守っているのです。そのためバリカンで極端に短く刈ることは犬にとっては皮膚を保護するためのコートがなくなってしまうことになります。

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ただシングルコートの長毛種などは、トリミングのときに夏はサマーカットで少し短めにカットをしていますね。これはシングルコートの犬は被毛の間に熱がこもりやすいために、被毛を少し短くすることによって空気の流れを良くし、蒸し暑い日本の気候でも皮膚病になりにくくするための予防と考えられています。

また夏はどうしても皮膚や被毛が皮脂などで汚れやすいのでシャンプーの回数も多くなります。被毛が短いと乾燥も手早く済み皮膚をつねに清潔に保つことができます。犬のサマーカットは皮膚病の予防と改善のためと考えていいでしょう。

ダブルコートの犬(コーギー、チワワ、ポメラニアンなど)は、換毛期にアンダーコートが抜けてしまうので自然と被毛の空気の循環が良くなります。

サマーカットにする時期はいつ?

サマーカットにするには、暑くなり始める4月から7月くらいがいいでしょう。この時期、犬は換毛期になります。抜け毛の少ないシングルコートの犬も多少は毛が抜けてくるので抜け毛対策としても初夏の頃が最適と言えるでしょう。

また生後間もない子犬はまだきちんと被毛が生えそろっていないのでサマーカットにすることは避けた方がいいでしょう。

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自宅でトリミング・失敗しないコツは?

夏場はサマーカットをするためにトリミングをお店に依頼する飼い主さんが増え予約でいっぱいになることが多いとか。そこで飼い主さんが自宅でサマーカットをするときに失敗しないコツを紹介しましょう。

カット前にブラッシングをする

もつれている被毛をきれいに取り除きブラッシングをすることでカットがしやすくなります。またブラッシングで毛を立ててあげると長さがバラバラにならず揃いやすくなります。

カットするときは少し高めの台に乗せる

ウロウロと動き回らないように少し高めの台に乗せてあげると犬が大人しくなることが多いのでカットがしやすくなります。このときリードや首輪などで固定してあげてもいいですね。

バリカンを使う時はなでるように

バリカンは体から先に使います。ブラッシング・カット・ブラッシング・カットを繰り返して行くときれいに仕上がります。バリカンは、アタッチメントがついているものを選び、体をなでるように優しく使いましょう。

体の次は足です。足の裏はミニバリカンを使うとうまくカットができます。

顔は、ハサミで丸みを帯びたイメージでカットするといいですよ。頭はバリカンでカットして大丈夫です。

大人しくさせることが大切

一番のポイントは犬を大人しくさせることです。マテなどのしつけができている場合は、おやつやコマンドで大人しくさせます。

またカットする人、犬を大人しくさせる人の二人体制でカットしてもいいですね。ただ嫌がる犬を無理矢理押さえつけることだけはやめましょう。

まとめ

サマーカットをすると愛犬がいつもと違うかわいさを見せてくれますよね。飼い主さんはただ可愛いから、暑いからというだけではないサマーカットの本来の意味をよく理解した上で自宅でのトリミングに挑戦してもいいですね。ただし短くカットしすぎないように注意しましょう。

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