電気ウナギを飼いたい!生態や寿命は?値段や飼い方の注意点など。

自然界には自分の体で電気を発電する生き物がいます。そのなかでも最も強い電気を発電させることができるといわれている生物が「電気ウナギ」です。この電気ウナギを飼ってみたいと思っている方のために電気ウナギの生態や寿命、値段や飼い方の注意点などについて詳しく解説します。

電気ウナギとは?

電気ウナギはデンキウナギ科デンキウナギ属に属しています。一目一種で電気ウナギのみです。生息地は南アメリカのアマゾン川・オリノコ川です。

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ウナギという和名がついていますがウナギとは全く関係がありません。電気ウナギの体の80%はしっぽといわれています。じつはこのしっぽの部分で発電しているのです。

電気ウナギはほとんど目が見えません。夜行性で微弱の電気を出しながら電場を作ることで周囲を確認しています。もちろん獲物を捕獲するときも電気を使います。

電気ウナギは最大500Vから800V、1Aの電気を発電します。家庭用の電気が100Vなのでかなり強い電気を発電することがわかりますよね。

電気ウナギの生態

電気ウナギの発電の仕組みは実に驚くべきものです。体の筋肉の細胞が発電版となっています。ひとつひとつの発電版は0.15Vしか発電できませんがこの発電版が多く集まることでかなり強い電気を発電できます。

では強い電気を発電する電気ウナギですが、危険な生物といえるでしょうか?実際は直接的に電気ウナギに感電したことで人間が死亡したという例はあまり確認されていないようです。

ただ繰り返し感電することで呼吸不全や心停止になる可能性があります。また水中で感電してしまうと気を失い溺れてしまうことも考えられます。

電気ウナギは捕食のときと危険を感じたときに発電するといわれています。電気ウナギ自身は体内に絶縁体として多くの脂肪を蓄積しているので感電することはありません。

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電気ウナギの寿命

電気ウナギの平均寿命は15年といわれています。また最大で2m以上になる可能性がある大型魚です。

電気ウナギの値段は?

電気ウナギは一般的なペットショップではあまり販売されていないようです。ただネットショップでは18cmくらいの幼魚を15000円くらいで販売しています。

飼うときの注意点など

大型水槽が必要

電気ウナギは幼魚の時は小さいですが、成長すると2m以上になることもある大型魚です。個人で飼育するときは電気ウナギが大きくなるということを考えて十分に泳ぎ回れるくらいのとても大きな水槽が必要になります。

餌代などのコストが高い

電気ウナギは肉食魚です。小さな哺乳類や小魚などが主食なので餌代がかなりかかると考えていいでしょう。

また南アメリカ原産なので水温の調節などの水槽管理も水槽が大きいのでかなりの費用が掛かると考えられます。

また平均寿命も長いので生涯電気ウナギを飼育すると考えると数千万円かかる可能性があります。

小さい頃はとても弱い

電気ウナギは幼魚のころはとても弱いといわれているようです。電気ウナギの研究はいろいろ進んでいますが、実際に飼育するとなると病気などの詳しい情報がとても少ないようです。

感電することは覚悟する

電気ウナギは直接触らなければ感電しないと思われていましたが、実際は泳いでいるときも弱い電気を発電していることがわかっています。

そのため電気ウナギを直接触らなくても感電する可能性があります。個人で飼育するときには水槽の清掃などが必要になるのである程度の関電は覚悟する必要があるかもしれませんね。

電気ウナギは年老いているとき、疲れているときは発電しにくいともいわれています。

まとめ

とても不思議な力を持った電気ウナギ。でも実際に個人で飼育するとなると大きさの問題などかなりハードルが高くなるようです。どうしても電気ウナギを見たいときは、水族館へ会いに出かけることをおすすめします。

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