大きな体、そして世界中どこにでも生息しているといわれているシャチ。とても獰猛でどんな生物でも食べてしまうイメージがありますよね。このシャチに日本で会うことができるのでしょうか?ここでは日本でシャチに会うことができる水族館を2館紹介しましょう。
シャチの生態
とても賢く知能が高い
シャチはとても社会性に富んでいます。群れで生活し、仲間同士でコミュニケーションをとっています。生息地域の違いによる方言のようなものがありこの方言によって仲間を見分けているともいわれています。
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仲間意識が強く、帰属性が高いといわれています。また群れからはぐれたシャチを保護したり、食料を分け与えたりすることもあるようです。
天敵がいない
巨大な体と素早い動き、群れで行動することでシャチには天敵がいないといわれています。ときには、サメを食べることもあります。子どものシャチは大人のシャチが守ることでサメなどに襲われることはありません。まさに海のなかでは敵がいないといえるでしょう。
ただ水族館での人工飼育ではシャチが大きなストレスを感じてしまうことが多いようです。そのストレスのため人を襲ったことも。最近では、シャチのためにも水族館などでの人工飼育ではなく野生で生息することがよいといわれています。水族館での飼育が減少しているのはそのためです。日本では現在鴨川シーワールド(千葉県)と名古屋港水族館(愛知県)の2館だけでシャチが飼育されています。
鴨川シーワールド(千葉県)
鴨川シーワールドで一番人気のあるシャチのショー。鴨川シーワールドではシャチの人工繁殖にも成功しています。家族でプールを泳ぐシャチの様子を観察することができます。
シャチのショーでは大きな体でダイナミックなジャンプが披露されます。その水しぶきは観客席の5,6列まで水浸しになるほど。前列でシャチのショーを見るには雨具が必需品ですよ。シャチのショーの前に雨具を購入することができます。飼育員とのパフォーマンスも見所です。
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また半地下になっているフードテラスではシャチプールのなかを見ることができます。ショーで大きなジャンプをした後プールのなかを泳ぐシャチの姿を見ることができます。ショーでは見ることができないシャチの様子を観察することができるのはうれしいですね。
名古屋港水族館(愛知県)
名古屋港水族館は北館・南館があるとても大きな水族館です。シャチ以外にもたくさん展示されているので家族で楽しむことができます。
この水族館では現在「リン(メス・6歳)」と「アース(オス・オス)」の2頭シャチが飼育されています。この2頭によるシャチのショーを楽しむことができます。とくにリンは名古屋港水族館で繁殖したシャチです。リンには、右側のあごのあたりに黒い斑点があります。リンの特徴なのですぐに見分けることができますよ。
シャチのトレーニングショーはとても人気がありますよ。浅瀬に上がるランディングも見ることができます。シャチの賢い面がよくわかるショーになっています。
名古屋水族館ではシャチプールで水中を泳ぐシャチを見ることができます。シャチの巨体とダイナミックな泳ぎを間近で見ることができますね。ときにはシャチの方から近寄ってきてくれることもあります。目が合うこともありますよ。ショーでは見ることのできないシャチの違う面も観察することができるのがうれしいですね。
またシャチのプールは展示プールと奥のプールが水路によってつながっています。展示プールにいないときは3階の遊歩道からシャチを探すことができるかもしれませんよ。
まとめ
シャチにとって人工飼育は大きなストレスとなる可能性があります。そのため最近では水族館などでの飼育が少なくなってきています。シャチに会うことができる水族館は日本で2館だけですが、シャチにストレスがかからないよう努力しています。できれば近い将来、赤ちゃんのシャチに会うことができるようになるといいですね。
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