当たり前のように家族と車に乗っている犬を見たことがありますよね。 彼らはドライブの時間だと分かると、車にうれしそうに興奮しながら飛び乗ります。 そして、通り過ぎる景色の匂いを嗅ぐのを待ち遠しそうにします。 でも、まったく逆の犬達もいます。 彼らは車に乗ることをひどく怖がります。 なぜなら、彼らは車に酔いやすく、車のドアが閉まってエンジンがかかった後に何が起こるか分かっているからです。
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犬の車酔いはよくあること?
「同病相哀れむ」— あなたの愛犬が車酔いしたら、あなたはこのことわざを思い浮かべるでしょう。 実際、あなたが思っている以上に、車酔いに苦しんでいる犬はたくさんいます。 ヨーロッパで行われた調べによると・・・
- およそ3分の1の犬が車酔いに苦しんでいる。
- 75%の犬が子犬の頃に乗り物酔いを経験している。
- 47%の飼い主が犬と旅行をしていて、その飼い主達は乗り物酔いをしない。
症状を知りましょう。
犬が車に酔いやすいかどうかを見極めるのは難しいことですが、もしあなたの愛犬が車に乗ることを嫌がったり、露骨に不安な表情を見せたら、それはあなたの愛犬が車を乗ることに良い感情を抱いていないというサインです。 車を走らせると、あなたの愛犬は一つまたはいくつかの次の症状を見せるでしょう: 過剰によだれを垂らす、息切れ、ぶるぶると震える、呼吸困難、嘔吐
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役に立つヒント6つ
1.脱感作(嫌悪感をなくす)トレーニング
何人かのペット心理学者は、車酔いの問題は母親犬や兄弟から離された日の初めての車が原因なのではないかと考えています。 また、幼児期の車の思い出として、車で獣医に連れて行かれたこともトラウマになっているのかもしれません。 この初めの出来事があなたのペットに強烈な印象を残します。 そして、車に乗る事と恐怖とストレスを関連付けてしまうのです。
このような場合、脱感作トレーニングが役に立ちます。 この潜在的な解決策は我慢が必要ですが、嘔吐などの問題には有効です。 解決の鍵は、きっかけとなったネガティブな要因をポジティブなものに置き換えることで、あなたの愛犬の気持ちを変えるということです。 まず、あなたの愛犬を車の中(愛犬が座る場所)に入れます。 そして、5分間、座らせて、リラックスさせます。 車のドアは開けたままにしておきます。 どこにも行きません。 もちろん、車も発進させません。 愛犬を褒めてあげます。 ご褒美にたくさんの褒め言葉と愛情と小さいおやつをあげます。
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次に、車のエンジンをかけます。(でも、発進はさせません。) 愛犬のストレスのサイン(震える、よだれを垂らす、耳を垂れる)を観察します。 もし、それらの兆候が見られたら、愛犬が落ち着くまで、車のエンジンを止めます。 なだめたりかまったりして無理に落ち着かせようとはしないで下さい。 反って、愛犬の不安をあおります。 あなたの愛犬がエンジンの音や振動に慣れてきたら、公園やドッグランのような愛犬が楽しめる場所に短いドライブに行きます。 そしてご褒美として、おもちゃやおやつや言葉で褒めてあげます。 この脱感作プロセスをあなたの愛犬が車の中で気分が悪くなくなるまで続けます。 通常、何回か行います。
2.あなたの愛犬の胃に何も入っていないことを確認しましょう。
胃になにも入っていない方が車酔いしにくいという事を、多くの飼い主が発見しています。
3.ペット用ドライブボックスによる安全性
ボックスがしっかり車のシートまたは床に固定されているのであれば、愛犬をボックスに入れて旅行をするのもいいでしょう。ペット用のドライブボックスはあなたの愛犬を快適にさせ、横になる場所を与えます。 そして、それは乗り物酔いをしにくくします。
4.休憩のための停車をたびたびしてあげましょう。
動いている車の中に長い間いる必要がないことが分かれば、あなたの愛犬は旅行をもっと楽しむようになります。 脚を伸ばしたり、おしっこをしたりするための休憩を頻繁にとってあげましょう。
5.新鮮な空気を取り込むために窓を開けてあげましょう。
車酔いを経験した人は、新鮮な空気がどれだけ生き返らせてくれるかを知っています。安全な範囲(愛犬が飛び出したり、頭を出したりできない範囲)で窓を開けて、あなたの愛犬を新鮮な空気(気晴らし、いろいろと変わる匂い)でリフレッシュさせましょう。
6.薬
もし、いろいろやってみてもだめで、それでも愛犬を乗り物に乗せて旅行をしなければならない場合は、獣医に相談をして薬を処方してもらいましょう。
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