犬の平均寿命は犬種によって違う?長い犬種と短い犬種を解説します。

犬の平均寿命は犬種によって違うということを知っていますか?飼い主さんとしては一日でも長く愛犬と一緒に過ごしたいですよね。そこで気になるのは愛犬の平均寿命。ここでは犬の平均寿命について詳しく解説します。さらに平均寿命が長い犬種と短い犬種を紹介しましょう。

犬の平均寿命は小型犬より大型犬の方が短いことが多い

一般的に犬の平均寿命は小型犬の方が大型犬よりも長いといわれています。その理由には3つのことが考えられます。

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  • 体の成長速度の違い

小型犬は1歳までの成長スピードが大型犬よりも早いといわれています。ただ1歳以降は緩やかに成長するため7歳からシニア期に入ります。

大型犬は1歳までの成長スピードは緩やかですが、1歳以降は成長スピードが速くなってしまいます。そのため大型犬は5歳でシニア期に入るといわれています。大型犬の方が小型犬よりも老化のスピードが速いということになりますね。

  • 体の構造の違い

大型犬は体の大きさに比較して内臓などの臓器の割合が低いといわれています。そのため小型犬と同じ運動をしても臓器に与えるダメージが大型犬の方が大きくなっていると考えられます。そのため小型犬よりも大型犬の方が病気になりやすいといえるでしょう。

  • 悪性腫瘍の発症率が高い

悪性腫瘍の発症率が小型犬よりも大型犬の方が高いといわれています。

犬種によって違う平均寿命

大型犬の方が小型犬よりも寿命が短いことが多いのですが、犬種によっても平均寿命が違うということがわかっています。

基本的には命にかかわるような遺伝的疾患が少ない犬種が平均寿命は長い傾向にあります。またパグやブルドッグなどの短頭種は呼吸がしにくい傾向にあるため比較的平均寿命が短いといわれています。

さらに純血種よりもミックスの方が長生きすることが多いといわれています。ミックスは両親の「いいとこどりをする」ことが多く、そのためリスクとなる遺伝的疾患を持っていることが少ないからといわれています。

平均寿命が長い犬種

ミニチュアダックスフンド

体型的にヘルニアなどの病気を発症するリスクは高いのですが、遺伝的疾患がとても少ない犬種です。平均寿命は14年から16年といわれています。

ヨークシャー・テリア

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遺伝的な疾患も少なくとても飼いやすいといわれる犬種です。関節などの病気に注意すれば14年から16年は生きるといわれています

マルチーズ

皮膚病などにかかることが多いのですが、遺伝的な疾患が少なくとても長生きする犬種です。平均寿命は、15年以上といわれています。

このほかシー・ズーは12年から15年、パピヨンは15年、チワワは15年といわれています。また柴犬も15年と平均寿命が長い犬種です。

平均寿命が短い犬種

グレート・デン

世界でもっとも平均寿命が短い犬種はドイツ原産のグレート・デンです。グレート・デンの平均寿命は6歳から8歳といわれています。比較的寿命が短いといわれる大型犬の中でもとくに平均寿命が短いといえます。

どうしてグレート・デンの平均寿命が短いのかという理由はまだはっきりわかっていません。ただ体の大きさの割に臓器などが小さいということが関係あるといわれています。また骨肉腫などの悪性腫瘍の発症率が高いことも短命になる要因ではないかと考えられています。

ジャーマン・シェパード

警察犬として活躍しているイメージがあるジャーマン・シェパードの平均寿命は10年から12年です。

レトリバー種

盲導犬などの介助犬として活躍するラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーなどの犬種も10年から12年と小型犬に比べると平均寿命は短いといえるでしょう

このほかロット・ワイラーの平均寿命は8年から10年といわれています。

まとめ

犬の平均寿命は犬種によって違いがありますが、それぞれの個体によっても違ってきます。犬の最長寿はギネスによると約30年ということです。飼い主さんが愛犬の健康に気を配ることで愛犬が平均寿命よりも長生きすることができるといえるでしょう。

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