犬も時々いびきをかきますね。とくにパグなどの短頭種の場合、寝ているときによく人間顔負けのいびきをかきます。でも、この犬のいびきは、何かの病気のサインなのでしょうか?また、いびきの原因と治療方法について考えてみましょう。
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犬にはよくいびきをかく犬種があります
犬の中でも、パグ、フレンチブルドッグ、ブルドッグ、シーズー、ペキニーズ、ボストンテリアなどの短頭種といわれる犬種は、普通でもよくいびきをかきます。
これらの犬種の場合、ひどいいびきでなければ心配はいりません。
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ただ、短頭種以外の犬が、いびきをかく場合は何らかの原因があります。
次は、いびきの原因と治療方法についてみてみましょう。
いびきの6つの原因と治療方法
1. 愛犬は、肥満ではありませんか?
犬が肥満傾向にあると、どうしても気管が狭くなってしまいます。
そのため呼吸がしにくくなりいびきをかく場合があります。
肥満が原因と考えられるときは、やはりダイエットが最良の治療方法でしょう。
2. 生まれつき軟口蓋(なんこうがい)が長いかもしれません
犬の中には、軟口蓋という上あごの延長のような部分が生まれつき長い子がいます。この軟口蓋が長いと呼吸をするときに気道を塞いでしまい呼吸をするたびにいびきのような音が出るのです。
この場合、先天的な原因なので、あまりにもいびきがひどく呼吸がしにくいようでしたら獣医師と相談し、手術で軟口蓋を短くするという方法があります。
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3. 気管虚脱が原因の場合があります
犬の気管はホース状になっています。このホース状の気管支がつぶれてしまうのがこの病気です。気管支がつぶれてしまう原因はわかっていませんが、気管支がつぶれてしまうために呼吸がしにくくなり「グゥ、グゥ、ガア、ガア」というアヒルの鳴き声のようないびきをかきます。
一度つぶれてしまった気管支は元には戻らないのでこの病気と診断されたら呼吸がしやすいように獣医師と相談しながら病気とつきあっていかなければなりません。
とくに中高齢の小型犬がなりやすいので、飼い主さんも愛犬の様子に十分注意しましょうね。
4. 心臓肥大が原因かもしれません
犬の体の構造上、心臓の周りに気管支があります。
そのため心臓が大きくなってしまうと周りの気管支を圧迫してしまい、呼吸が十分にできなくなります。
そのために、いびきをかくことがあります。また、いびきのほかに咳が出ることがあります。いびきと咳の症状がみられたらこの病気が疑われます。
この場合は、心臓の治療をすることによって改善されることがあります。
5. 鼻やのどの腫瘍が原因かもしれません
あまり発症数は多くありませんが、鼻やのどに腫瘍ができたことによるいびきがあります。
これはまれではありますが、腫瘍を取り除くことによって改善されます。
6.環境によるいびきがあります
病気ではありませんが、室内で家族がタバコを吸うこともいびきの原因になります。
犬は、元来鼻の粘膜が大変弱いので、タバコの煙を吸うことで鼻の粘膜が傷つき、いびきをかきやすくなります。
犬にとっても副流煙は健康によくありません。できるだけ犬のいる室内でタバコを吸わないように気をつけてくださいね。
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