パンダは世界中で愛されている動物ですね。とくに日本では、初来日以来、その愛くるしい容姿と行動で大人も子どもも虜にしてしまいましたね。そんなパンダを実際に目の前で見てみたいものです。ここでは、日本でパンダに会える動物園3つを紹介しましょう。
日本のパンダ事情
ジャイアントパンダは、中国の四川省、甘粛(かんしゅく)省、陝西(せんせい)省の山岳域の限られた地域にしか生息していません。その生息数は、2015年2月28日の中国政府の発表によると1864頭が確認されています。2003年の発表では、約1600頭ということでしたからこの10年で260頭ほど増加したことになります。
このパンダを日本は、中国政府から繁殖・研究のために借り受けることができました。私達が動物園で会うことができるパンダたちは、その生態や繁殖などについて研究するために日本へやってきているのです。
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では、日本でパンダに会える動物園を3つ紹介しましょう。
上野動物園(東京都)
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
現在上野動物園で公開されているのは、2011年2月に中国からやってきた「シンシン(メス)」と「リーリー(オス)」の2頭です。
上野動物園では、パンダの自然繁殖を目指しています。パンダの繁殖は、年1回、3月から5月ごろ行われます。
発情期にはパンダは、とても神経質になります。自然交配もしくは人工授精による繁殖を成功させるため、発情の兆候がみられるとパンダの展示が中止になります。
詳しい時期などは上野動物園に直接確認しましょう。
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神戸市立王子動物園(兵庫県)
神戸市にパンダがやってきたのは、阪神淡路大震災(19955年)のあと、復興支援として子どもたちのために神戸で【パンダの共同研究】を実現したいという神戸市の願いに中国が答えてくれたからです。
現在は、メスのタンタンが1頭飼育されています。2003年から2009年まで、オスのコウコウとの間で人工授精による繁殖を行いましたが、赤ちゃんの飼育には残念ながら成功していません。
タンタンのために今は、新しいオスを迎える準備をしています。
和歌山アドベンチャーワールド(和歌山県)
日本で一番の大家族です。パンダファミリーとして7頭のパンダが飼育されています。
パンダの繁殖には、定評があり日本で初めて自然交配による繁殖にも成功しています。また、日本生まれのパンダも繁殖に成功し、初めて出産しています。
繁殖に成功し産まれた子どもたちの中には、中国へ里帰りしたパンダもいます。現在のところ順調に繁殖・研究がなされてその研究成果に大きな期待がなされています。
まとめ
パンダは愛くるしい表情と仕草でとても人気がある動物です。野生のパンダも中国政府などの努力により少しずつ増加の傾向にあります。でも、生息地の保全問題など多くの課題があることは確かです。まだまだその保護に関しては、多くの課題がある動物だといえるでしょう。
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