犬にノミがいるときの症状と対策。駆除しないと人間にもうつる?

暖かくなる季節を迎えると気になるのは犬にノミがついていないかですよね。飼い主としては、愛犬にノミがついているかどうかを早めに気がついてあげたいものです。ここでは犬にノミがいるときの症状と対策について考えてみます。また人間にノミがうつるかどうかも合わせて検討しましょう。

ノミがいるときの症状

ノミは犬に寄生し、血を吸うことで生きている寄生虫です。ノミが犬の体から血を吸うときに犬の皮膚に痒みなどのトラブルを引き起こします。犬が激しく体をかいたり、噛んだりするときはノミがいる可能性があります。

ノミの繁殖力は大変強く1匹、犬の体にいるのを見かけたらその数倍以上はノミがいると考えていいでしょう。ノミの姿を確認しなくても犬の皮膚に小さな黒い粉のようなものがたくさんあるときもノミがいる可能性があります。

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犬にノミがいるとわかったら早めに駆除する必要があります。ノミを放置したままにしているとノミによっていろいろな病気が引き起こされることがあるので気をつけましょう。

ノミによって引き起こされる病気と症状

貧血

たくさんのノミに血を吸われることで貧血になることがあります。とくに子犬にとって大量のノミに血を吸われることは大変危険といえるでしょう。

細菌の二次感染による皮膚の化膿

犬がかきむしった傷口に細菌が感染して皮膚が化膿してしまうことがあります。

瓜実条虫に感染

瓜実条虫の卵を食べたノミの幼虫はそのまま成長します。成虫になったノミをグルーミングなどで犬が食べてしまうことで感染します。瓜実条虫は、犬の小腸の中で成長しときには50㎝ほどになることもあります。

瓜実条虫に感染すると下痢や嘔吐などの症状がみられます。

ノミアレルギー性皮膚炎

何回もノミに噛まれることで犬がアレルギーを起こし、激しい痒みや脱毛などの症状がみられます。この病気の怖いところは、皮膚炎が治りかけてもノミが少しでも寄生すると再発してしまうことです。ノミによる病気の中で最も発症する犬が多いと言われています。

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ノミは人にも寄生する

ノミは犬や猫などの動物だけではなく人にも寄生します。人も寄生したノミに噛まれると犬と同じように激しい痒みに襲われます。ノミに噛まれたところを掻くことで皮膚が傷つき、細菌に感染することで皮膚が化膿します。

愛犬にノミがいることがわかったらすぐに駆除しましょう。

ノミを効果的に駆除する方法は?

ノミを効果的に駆除するには、ノミ駆除剤の使用をおすすめします。ドラッグストアなどで販売されている駆除剤もありますが、最も効果的なのは動物病院で処方してもらう駆除剤でしょう。

この駆除剤の効果は持続性がありノミの予防対策にもなります。ただノミ駆除剤の主成分は劇薬に指定されているフィプロニルなのでとても強い薬です。処方された駆除剤の説明書をよく読み、用法、用量をしっかり守って使用することをおすすめします。

ノミ駆除剤は、全く犬に副作用がないとは言い切れません。稀に滴下したところが赤くはれたり、元気がなくなったりするなどいろいろな副作用がみられます。とくにアレルギー体質や皮膚の弱い犬、老犬、妊娠中の犬などは、獣医師に相談することをおすすめします。それに該当しない場合でも、迷ったら獣医師に相談しましょう。

こまめに掃除をしましょう

犬の寝床やケージなどをいつも清潔にしておきましょう。とくに寝床はノミが繁殖しやすい場所です。天日干しや洗濯などをこまめにしましょう。とくに梅雨から夏にかけて注意が必要です。

ノミは13℃あると生息できると言われています。犬も室内飼いが増え、冬でもエアコンが効いた暖かいところで飼育しているので、一年中油断しないようにしましょう。

まとめ

ノミに寄生されると犬も人も大変な苦痛を味わいます。ノミが寄生しないように犬や寝床などを清潔にするように心がけましょう。またノミは、飼い主が外から持ち込むこともあります。外出から帰ったときは服をはたいて室内に入るといいですね。

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