真っ白でふわふわの被毛を持つ日本スピッツ。ポメラニアンやマルチーズよりも少し大きめの日本スピッツを飼ってみたいと考えている方のために性格や大きさ・寿命、飼い方の注意点を詳しく解説します。
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日本スピッツとは?
日本スピッツは日本原産のまだとても歴史の浅い犬種です。そのルーツはよくわかっていませんが1920年代から1930年代にかけてジャーマン・スピッツとサモエドなどを交配させ小型化した犬種といわれています。洋犬をルーツとした日本で初めての犬種といえるでしょう。
日本が高度成長期にとても人気があり、JKCへの登録頭数が1位になったこともあるほどです。その後無駄吠えが多い、警戒心が強いなどが敬遠されその人気は衰えましたが、根強い愛好家の努力でこれらの欠点も改良されています。そのため最近また注目が集まっているようです。
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日本スピッツの性格
基本的にとても明るく快活で遊びが大好きです。とても頭が良く訓練性能も抜群です。そのため飼い主にとても従順な犬になるでしょう。子どもとの相性も良く、ほかの動物とも仲良くできます。何より飼い主さんが大好きなので一緒に遊ぶととても喜びます。
元来番犬として飼われていたこともあり警戒心や縄張り意識がとても強いという面もあります。知らない人への警戒心は強いものがありなかなか心を許さないところがあります。来訪者に吠えたりしないようにしっかりしつける必要があるでしょう。
無駄吠えが多いと敬遠されていた日本スピッツですが、近年の品種改良に伴い無駄吠えの少ない温厚な個体が増えています。
日本スピッツの体重はどれくらい?
日本スピッツの体高は30㎝~36㎝、体重は5kg~8kgの中型犬になります。オスよりもメスの方が一回り小さいでしょう。
フワフワの真っ白な被毛が特徴的な犬です。とても美しい犬で海外での人気もあります。
日本スピッツの寿命はどれくらい?
日本スピッツの寿命はおよそ12年から13年です。長く一緒に過ごすことが出来る犬種ですね。
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日本スピッツの飼い方の注意点は?
子犬の頃から社会性を養うことが大切
日本スピッツはとても警戒心の強い犬です。子犬の頃から散歩へ連れ出し多くの人や他の動物と接することがとても大切になります。
たとえば子犬の時に散歩で会った人からおやつをあげてもらうと賢い犬なので知らない人=おやつ・いいことと覚えてくれます。チャイムや来訪者への無駄吠えの予防や訓練性の向上につながります。
被毛のお手入れが必須
フワフワで真っ白な被毛はダブルコートなのでしっかりとしたお手入れが必要になります。被毛の量は多いのですが、もつれにくいので毎日のブラッシングでフワフワの被毛を保つことが出来ます。
また換毛期の抜け毛がとても多いので、しっかりと死毛を取り除くことが大切です。真っ白な被毛なのでとくに口の周りや目の周りのお手入れは丁寧にしましょう。
長時間のブラッシングが苦手な子が多いので子犬の頃から毎日のブラッシングになれさせることが大切です。おやつを上手に使うといいですね。
適度な散歩が必要
日本スピッツは遊び好きで活発な犬ですが多くの運動量を必要としない犬種です。1日2回20分程度の散歩をするようにしましょう。
ときにはドッグランなどで遊んであげるととても喜びます。
しつけは褒めることがポイント
日本スピッツはとても感受性の強い犬なので飼い主さんの感情の動きにとても敏感に反応します。そのためしつけるときは、怒るのではなく褒めるということを意識することが大切です。
悪いことをしたら無視する、コマンド(命令)に従ったときは大袈裟なくらいに褒めるといいですね。おやつを使うと比較的簡単にしつけることが出来ます。
まとめ
日本スピッツは飼い主さんにとても従順な犬です。最近ではとても穏やかでおっとりした性格の個体が多くなりしつけもしやすくなっています。気長にしつけることで飼い主さんにとってまたとないパートナーとなるでしょう。
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