レオンベルガーはその容姿がライオンに似ている犬として知られています。超大型犬のレオンベルガーを飼ってみたいと考えている方のために、性格や寿命、値段や飼い方の注意点などを詳しく解説します。
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レオンベルガーとは?
レオンベルガーはドイツ原産の超大型犬です。セント・バーナード、グレート・ピレニーズ、ニューファンドランドを交配させることによって19世紀前半に作出されました。発端は当時のレオンベルグ市の市長が市の象徴であるライオンに似た犬を作ろうと思ったことからです。
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レオンベルガーは当初単なる「セント・バーナードとニューファンドランドの雑種」として扱われていました。その後使役性の高さと穏やかな性格が人気となり1988年にはイギリス・ケネルクラブに純血種として公認されています。アメリカ・ケネルクラブがレオンベルガーを公認したのは2010年のことです。
レオンベルガーの性格
穏やかな優しい性格
大きな体で見た目は少し怖い感じがしますが、とても穏やかで優しい性格です。ほかの犬にも優しく接することができるので多頭飼いもできるでしょう。
また家族にはとても優しく小さな子どもとも仲良く過ごすことができます。
愛情深く賢く学習能力が高い
飼い主さんに対してとても愛情深く、従順な性格です。またとても賢く、物覚えがいいのでしつけもしやすいですね。
家族といることが大好き
人と一緒にいることが大好きです。暑いところでなければ外飼いもできますが、人が大好きな性格なので1匹ではとてもさみしがります。できれば室内で飼育してあげましょう。
レオンベルガーの寿命は?
超大型犬のレオンベルガーの平均寿命は8年から9年です。レオンベルガーは股関節形成不全や胃捻転、アジソン病などにかかりやすいので注意が必要です。
股関節形成不全は子犬のころから注意が必要です。犬の足が滑りやすいフローリングなどはとくに気を付けてあげましょう。
胃捻転は大型犬によくみられる病気です。食後すぐに運動をさせない、一度にたくさん食事を与えない(一日2回に分けて与えるとよい)など飼い主さんが気を付けることで防ぐことができるでしょう。
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アジソン病は副腎皮質の機能が低下する病気です。レオンベルガーの元気がないなどの症状がみられるときはすぐに病院へ連れていきましょう。
レオンベルガーの値段は?
レオンベルガーは日本ではとても登録頭数が少ない犬種です。ブリーダーも多くはありません。そのため子犬の価格は30万円以上でしょう。
とくに最近はレオンベルガーのブリーダーが少なくなっています。海外からの輸入になるかもしれません。
レオンベルガーの飼い方の注意点は?
毎日十分な運動が必要
体が大きいレオンベルガーには十分な運動が必要です。ただ走り回るような激しい運動ではなく毎日2回の引き運動で1時間から2時間ほどの散歩をしましょう。
穏やかな性格なのでほかの犬とも仲良くできます。ただ体が大きいので他の犬は怖いかもしれませんね。
またニューファンドランドの血が流れているため足の指の間に水かきがあります。泳ぐことが好きなので時には海や川、プールなどで泳がせてあげましょう。
賢いのでしつけがしやすい
レオンベルガーはとても賢い犬です。子犬のころから信頼関係をしっかり築くことでしつけがしやすくなるでしょう。
無駄吠えの少ない犬なので知らない人が来てもあまり吠えることがありません。番犬としては不向きですが、レオンベルガーの存在だけで十分番犬かもしれませんね。
お手入れは覚悟が必要
体が大きくダブルコートの犬なのでグルーミングが大変です。とくに換毛期にはアンダーコートの抜け毛が激しいのでこまめなブラッシングが必要です。自宅でのシャンプーもかなり大変です。お手入れの時間が必要な犬種です。
セント・バーナードとニューファンドランドの血を引いているのでよだれがかなりすごいので覚悟しておきましょう。
室内飼育がおすすめ
寒い地域では外でも飼育できますが、日本の気候はレオンベルガーにとってはとても過酷です。また人と過ごすことがとても好きな犬なのでレオンベルガーと少しでも長く一緒に過ごしたい方は室内での飼育がおすすめです。
まとめ
レオンベルガーは家族に深い愛情を示す犬です。一緒に過ごすとその優しさや穏やかさは飼い主さんにとって癒しとなるでしょう。また賢いのでしっかりしつけることで飼い主さんの最良のパートナーとなります。
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