犬の親子喧嘩の原因と対処法。止めるコツやしつけについて。

犬は親子であってもよく喧嘩することがあります。飼い主さんとしては親子なのにどうして喧嘩するのかとても気になりますよね。ここでは犬の親子が喧嘩する原因と対処法について考えてみましょう。また止めるコツやしつけについても紹介します。

犬の親子喧嘩の原因は?

犬の親子喧嘩の原因は犬の年齢によっても違いがあります。また飼い主さんから見ると喧嘩のように見えることもじつは遊んでいるということもありますよ。

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生後2か月くらいの子犬の場合

生後2か月くらいしたころから今まで懸命に子育てしてきた母犬が子犬に噛みついたりすることがあります。このときは子犬と母犬の様子をよく観察してみましょう。

子犬は2か月も過ぎるころにはとても活発に動き回るようになります。また姉妹兄弟や母犬に噛みつくことがあります。ただ子犬は興奮するとその限度がわからなくなり、相手を強くかむことがありますよね。

このようなとき母犬が子犬のノズルのあたりを噛むことがあります。ときには子犬が「キャイン」と泣いてしまうほど強くかむことも。でも子犬がけがをすることはありませんよね。

これは母犬が子犬に仲間との接し方を教えているのです。子犬がほかの犬と仲良く暮らしていくための方法をしっかり教えているのですね。

そのため生後2か月ごろからの親子喧嘩と見えるものは母犬のしつけと考えてよいでしょう。

成犬になってからの親子喧嘩

ある程度子犬が大きくなってくると親子でも激しい喧嘩をすることがあります。とくにオス同士はどちらが群れのリーダーなのかを親子でも争うことがあります。

メスの場合も「ウー」とうなり声をあげることがあります。ただメス同士の場合は、ケガをするほど激しい喧嘩になることは少ないようです。

親子喧嘩のときの対処法は?

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子犬の場合

生後2か月くらいからの母犬と子犬の喧嘩は母犬が子犬をしつけている場合がほとんどです。子犬が血を流す、ケガをするなどがない場合、飼い主さんはじっと見守ってあげましょう。

子犬がこれから群れの中で生き抜いていくために必要な社会性を身に着けるための母犬によるしつけです。

成犬の場合

成犬になってからの喧嘩は、ときにはケガをする、血を流すなど激しくなることがあります。この場合、飼い主さんがけんかを止める必要があります。大切なのは飼い主さんが興奮しないこと。落ち着いてけんかを止めてあげましょう。

オス同士の場合は、とくに激しくなる可能性があります。近くにいるメスが発情している場合はとくに激しいので注意が必要です。子どもを望まないのなら去勢や避妊を考えましょう。

ただ犬の場合は、飼い主さんが喧嘩と思えることでも遊んでいることがあります。飼い主さんは犬の様子をしっかり観察し、遊びと喧嘩を見分けることが必要になります。

喧嘩を止めるコツとしつけ

犬同士のけんかを止めるコツは、「犬を落ち着かせること」です。また飼い主さんが「ダメ」などと大きな声で叱った場合、犬同士の喧嘩が激しくなることがあります。飼い主さんあくまでも冷静に落ち着いて行動することが大切です。

犬の親子を一緒に飼育するときには、飼い主さんはいつも親犬を優先するように心がけましょう。おやつや食事・散歩は犬がとても楽しみにいていることです。そこで犬のおやつや食事、散歩の順番はいつも親犬が先と決めるといいでしょう。犬はとても賢いので毎日同じ順番でおやつや食事を与え、散歩へ行くようにするとしっかりと自分の番が来るまで待つことができるようになりますよ。

まとめ

犬の親子喧嘩は、子犬のころはこれから子犬が犬の仲間の中で過ごしていくための大切なトレーニングといえます。飼い主さんは優しく見守ってあげましょう。また成犬になってからの喧嘩は遊びのこともあるので飼い主さんが犬の様子をしっかり観察しておくことが大切ですね。

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