犬が脱走する理由と戻ってくる理由。防止策は?

犬がよく脱走する話はよく聞きますよね。犬を外で飼っている場合は、フェンスをよじ登ったり、自分で首輪を外したりとその方法は様々です。また室内犬でも飼い主が油断した隙に玄関から外へ、散歩の途中で等いろいろなことが想定できますね。では、犬はどうして脱走するのでしょうか?ここでは、犬が脱走する原因としばらくして戻ってくる場合の理由、さらには脱走防止策を紹介しましょう。

犬が脱走する原因

犬が脱走してしまったら「愛犬には餌もあげてるし、散歩にも行っているのに。どうしてそれでも脱走するのかなあ」とその原因が理解できない飼い主も多いでしょう。考えられる原因を紹介しましょう。

1. 発情が原因のとき

発情した雌犬のフェロモンをかぎつけた雄犬が、雌犬を探しに行きたいと脱走してしまうことがあります。また、発情している雌犬が、散歩中に発情した雄犬に驚いて逃げ出してしまうケースもあります。

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2.散歩の量が不十分のとき

犬はハウンド系の犬など運動量がとても必要な犬種があります。このような犬が散歩で満足することができない場合は、もっと運動したい、走りたいと脱走してしまいます。

3.飼い主が喜んでいると勘違い

犬の性格にもよりますが、犬が飼い主から離れてしまったときに飼い主が大きな声で叫んだり走って追いかけてくる姿を見て、犬は飼い主が喜んでいると勘違いしてしまうケースがあります。

この場合は、繰り返し脱走する可能性があるので注意が必要ですね。

4.ストレスが原因

飼い主の都合でペットホテルに預けられたりお留守番の時間が長くなったりすることでストレスを感じ、脱走してしまうことがあります。

5. 大きな音などに驚いたとき

夏は花火大会や盆踊り等それぞれの地域でいろいろな行事が行われますね。犬にとってはいつもと違う環境で突然大きな音がしたらびっくりしてパニックになり逃げ出してしまうことがあります。また雷の音は苦手な犬が多く、この音でも脱走することがあります。

6.老犬の場合は痴呆かも

老犬が脱走することがあります。この場合は、痴呆の症状が出ている可能性があります。

犬が戻ってくる理由

犬が脱走してしまってもしばらくして戻ってくることがありますよね。これは犬が持つ「帰巣本能」なのです。

帰巣本能とは、犬が持つ第六感的なもので自分の住んでいた場所を直感的に把握することができるというものです。また鋭い臭覚も家の場所を教えてくれます。ただ現代の犬たちは、室内で飼われることが多くなりこの帰巣本能が薄れてきています。

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脱走の防止策は?

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犬の脱走を防ぐには、その原因を突き止めることが大切です。その上で原因に即した防止策を考えましょう。

1. 発情が原因のとき

最も効果的なのは去勢・避妊することです。特に外で飼っている犬には、去勢・避妊することおすすめします。

2. 散歩の量が不足しているとき

犬種にあわせて今までより散歩の量を増やします。できれば走らせてあげると良いですね。散歩で十分に運動できれば、脱走して運動不足を解消する必要はなくなりますよね。

3.しつけの見直し

「マテ」「トマレ」などの基本的な指示ができるように再度訓練しましょう。そうすることで犬と飼い主の間に信頼関係が生まれ犬が放れてしまっても飼い主がパニックになることはなくなるでしょう。また犬が脱走することも減ります。

しつけは成犬になってからも時間がかかりますが効果があります。

4. ストレスが原因のとき

愛犬とのスキンシップの時間を増やしましょう。またできるだけお留守番の時間が短くなるようにしてあげましょうね。

5.大きな音に驚いたとき

花火大会など大きな音が気になるときは事前に地域の行事を確認し、あらかじめ玄関などに入れてあげると良いですね。また雷のときも室内に入れてあげましょう。室内に入れることが困難なときにはフェンスや大きめのケージなどを用意しておくと良いでしょう。

6.痴呆が原因のとき

老犬が痴呆かもと思ったらその行動には十分注意しましょう。できるだけ目の届く範囲にケージなどを置いておきましょうね。

7.マイクロチップや鑑札をつけておくのも良いでしょう。

まとめ

愛犬が脱走してしまってなかなか見つからないときには、警察やそれぞれの自治体の動物愛護(もしくは保護)センターにすぐに連絡をしておきましょう。もしも愛犬がどこかで保護されたときには連絡してもらえます。

愛犬が突然になくなると飼い主としては心配でパニックになってしまいますよね。でも大切なのは、インターネットや張り紙などいろいろな方法で愛犬を探す手立てを取ることです。必ず見つかると信じて。

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