働く犬と言われて普通思い浮かべるのは、ラブラドール・レトリーバーやジャーマン・シェパードでしょう。ところが、ちょっと不思議に聞こえますが、今、聴覚障害者のために働く犬としてシーズーの需要が高まっているのです。
聴導犬とは、耳が全く聞こえない、あるいは、部分的に聞こえない人たちの手助けをする犬です。その主な責務は、家の中や仕事場、周辺の公共の場などで聞こえる、あらゆる重要な音をオーナーに気づかせることです。聴導犬は、火災警報やパトカーのサイレンはもちろん、玄関の呼び鈴や目覚まし時計などの日常生活の音に反応するよう訓練されています。
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聴導犬の存在は、オーナーの方々にとって物理的な助けになるだけでなく、活動的で自立した生活を送る自信を得ることにもつながるのです。
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どうしてシーズーは聴覚犬にふさわしいの?
小さな体格
ラブラドール・レトリーバーには生まれながらに働く才能がある一方、シーズーの強みはその小ささにあります。聴導犬はオーナーと一緒に、レストランや飛行機、列車、食料品店などあらゆる場所へ行かなければなりません。そんなあらゆる所にぴったりと収まるのがシーズーの小さなサイズなのです。レストランのテーブルの下でも、飛行機のキャリーケースの中でもお行儀よく座っていることができます。
個性的な性格
聴導犬は、我慢強く警戒心があり、人なつっこい性格が求められます。シーズーは人間や他の動物と上手に付き合っていくことのできる、独立心ある犬種です。自信に満ちているので、かなりストレスのかかる状況にいる時でさえ、冷静さを失うことはありません。
このように聴導犬の仕事に非常に適したシーズーですが、ひとつだけ小さな欠点があります。それは、飼い主が辛抱強くグルーミングする必要があることです。長毛犬種なので、日ごろからブラッシングなどのお手入れをしなければいけません。
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