スタンダード・プードルに見られる免疫介在性溶血性貧血

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)はプードルを含む特定の犬種に頻繁に起こる傾向のある生命を危うくする免疫系障害です。この病気は一般的に生後3年~8年の犬に発見され、オスよりもメスによく見られます。

免疫介在性溶血性貧血では、免疫システムが自分自身の体にある赤血球を攻撃し破壊する抗体をつくります。抗体は体にとって有害な病気や病原菌から守る役割があります。プードルの赤血球の破壊は貧血を引き起こします。これは、細胞が十分な酸素を得ることができないことを意味します。

プードルが迅速かつ適切な治療を受けていたにもかかわらず、免疫介在性溶血性貧血は生命を危うくする状況にまで急速に進行し、致命傷となることがあります。

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十分に理解されていない病

免疫介在性溶血性貧血の原因はその大部分がまだ知られていません。動物を守るためにつくられている免疫システムがなぜ突然自分自身に武器を向けるのか、ほとんどの場合が兆候がありません。毒素、寄生虫、ガン、感染や薬さえもが引き金となっているという理論もありますが、厳密な原因についてはまだ十分に理解されていません。

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症状について知っておきましょう

次にあげる症状のうち、一つないしは二つの症状があなたのプードルに見られれば、すぐに獣医のケアを受けるようにしましょう。

  • 虚弱
  • 無気力
  • 歯肉の血色が悪い
  • 暗色尿
  • 目に黄色の輪がかかっている

免疫介在性溶血性貧血の治療法

免疫介在性溶血性貧血を治療する最初のステップはあなたのプードルを安定させ、免疫システムを抑圧する手助けをすることです。輸血をする場合もあります。また、ほとんどの場合、免疫抑制薬を使用するでしょう。一般的に治療は、ある程度まで来たところで薬の量を減らしていき、寛解期まで続けられます。

うまくいけば、獣医学は免疫介在性溶血性貧血の進行を遅らせる、もしくは、停止させる免疫修飾薬を開発するでしょう。さらに、リスクのある犬を見分ける遺伝子の発見は病気の進行を妨げるための治験の道を開くことができるでしょう。

まとめ

上記のような症状が見られましたら、すぐにかかりつけの獣医さんのところに行くのが健康への近道だと思います。たかが貧血と考えない方がよいでしょう。適切な治療でプードルを元気にしてあげましょう。

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