愛犬が夢中で舐めてくるのは愛情表現なのでしょうか?
スポンサーリンク
あなたの顔をキャンディのように舐めてくる時、愛犬は何を思っているのでしょう? 単なる挨拶なのでしょうか、それともほっぺにキスしているのでしょうか? 真実を知ることはできませんが、舐めることの心理を知ると分かってきます。
飼い主なら分かるように、犬が舐めるのには様々な理由があります。例えば、親犬は子犬を舐めて汚れを取ったり、排泄を促進したりします。また、生後6週間後くらいから母犬の顔や唇を舐めて、母犬が吐き出す食べ物を欲しがります。この習性は野生の名残りです。食べ物を引きずって運ぶよりも、お腹に入れて運ぶ方が楽だったのです。
群れの中で舐め合う
成長するにつれて、自分自身や仲間を舐めて毛づくろいをするようになります。これは群れに戻って来た時の挨拶でもあって、群れの絆を深めるのです。
大人の犬にとっては、舐めることで群れのトップに対する敬意や従順さを表します。舐める側の犬は身を低く、小さく構え、下から見上げるような体勢を取ります。これが従順さを示すのです。舐めてもらう側は逆に姿勢を高く保って威厳を示しますが、やり返してあげることはありません。
舐め方を解釈してみる
愛犬があなたの顔を舐めようとしたら、それで何を伝えたいのか分かると思います。単に一緒にいることが嬉しいのかもしれませんし、お腹が空いておやつが欲しいのかもしれません。そんな時、食べ物を吐き出してあげることは無理ですが、ご褒美をあげるといいでしょう。
果たして舐めることで愛情を表現することはできるのでしょうか? 一つの見方があります。犬の行動はポジティブな動機に影響されます。本能からであれ不安からであれ、または飼い主の顔がしょっぱい味がするからかもしれませんが、飼い主の顔を舐めます。その時に、ハグやキスといったプラスの反応があると、その行為を繰り返します。舐めるのはキスではないかもしれませんが、愛犬があなたのことを偉大なボスだと思っている証拠なのです。
ただし菌の感染には注意
愛犬や愛猫のなどの動物の口の中にいる細菌が人間に感染し、最悪の場合は死亡することもあるようです。『カプノサイトファーガ属菌』という細菌に感染した人間が、2002年以降で6人死亡したという報告もあります。飼い主とペットとの親密な関係を示す行為としては正しいと思いますが、そういうリスクもある事だけ頭の隅に置いておくべきでしょう。
(Visited 697 times, 1 visits today)
コメントを残す