ジメジメとした梅雨の季節は、飼い主さんにとっても犬にとってもとても不快な季節ですね。とくに高温多湿になる日本の梅雨は犬に様々なトラブルが起こりやすいともいえます。
ここでは梅雨の時期に起こりやすい犬のトラブルとその対策について詳しく解説しましょう。
Contents
梅雨の時期に多い犬のトラブル4つ
高温多湿になりジメジメした日本の梅雨。この時期にとくに多くなる犬のトラブルには「皮膚疾患」「食中毒」「膀胱炎」「運動不足によるストレス」の4つが考えられます。それぞれについて詳しくみていきましょう。
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1.皮膚疾患
膿皮症やマラセチアに注意
梅雨の時期は、高温で湿度が高くなるため犬の皮膚が蒸れることで細菌や雑菌が繁殖しやすくなります。そのため皮膚が痒くなり激しく掻いてしまい膿皮症になってしまう犬が増えてきます。
またこの時期はマラセチアが増殖しやすいので皮膚が弱い犬や垂れ耳の犬はとくに注意が必要になります。
この時期はパグなどの短頭種などとくに暑さに弱い犬の飼い主さんは熱中症予防のためにエアコンを使う機会が多くなりますね。
飼い主さんはエアコンのフィルターの掃除をしていますか?フィルターが汚れているとフィルターに雑菌が繁殖し、部屋中に雑菌をまき散らしてしまうことになりますよ。
対策
皮膚疾患を予防するためにはこまめな被毛と皮膚のお手入れが大切です。マラセチアなどの雑菌は健康な皮膚では繁殖できないので定期的なシャンプーも効果的です。
とくにダブルコートの犬は死毛の除去をすることで被毛の風通しをよくすることが大切ですね。またサム-カットなどで被毛を短めにカットするのもいいでしょう。
エアコンのフィルターは1週間に1回くらいの頻度で掃除をしましょう。フィルターがきれいだとエアコンの稼働効率も良くなりますよ。
ノミ・ダニに注意
5月頃からとくに活動が活発になるノミやダニによるアレルギー性皮膚炎にも注意が必要です。
対策
ノミ・ダニ駆除剤を使用するといいですね。また皮膚が弱い犬などはハーブなどを使った虫除けなども試してみましょう。
部屋の掃除をこまめに行い、犬のベッドやソファーなども清潔に保つことが大切ですね。
また散歩のときに草むらなどに愛犬が頭を突っ込まないようにしましょう。
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2.食中毒
食べ残しなどに注意
梅雨は、食べ物が腐りやすい季節です。不衛生なフードを食べることによって食中毒になることがあります。また下痢や嘔吐にも注意しましょう。
対策
犬のフードは開封したら早めに食べきってしまうようにしましょう。小分けをして密封容器にいれる、冷暗所や冷蔵庫に保管するといいですね。
犬が食べ残したフードはすぐに片付けてしまいましょう。とくに水分の多い生や半生のフードは注意が必要です。水は毎日1,2回、交換してあげましょうね。とくに食後は水に異物が混入しやすくなるので水入れを確認することも大切ですね。
3.膀胱炎
膀胱炎に注意
外でしかおしっこをしない犬がいますよね。梅雨の時期は雨が続き思うように散歩ができません。そのためおしっこを我慢しすぎて膀胱炎になることがあります。おしっこがでにくい、よくトイレに行くが量が少ないなどの症状がみられたら病院へ連れて行きましょう。
対策
外でしかおしっこをしない子は、室内でトイレができるように訓練しましょう。室内でトイレができると老犬になったときにも助かりますよ。
4.運動不足によるストレス
運動不足によるストレスに注意
雨が続くとなかなか散歩へ行くことが出来なくなりますよ。チワワなどの小型犬は、室内で遊ぶことで運動不足は解消されます。しかし、大型犬やワーキングドッグはしっかり運動することでストレスを解消します。散歩へ行くことが出来ないと運動不足によるストレスが貯まってしまい、攻撃的になることがあります。
対策
雨を嫌がらない子は、レインコートなどを着せて外へ連れ出してあげましょう。また、雨が上がったときには、しっかりお散歩をしてあげましょう。室内ドッグランなどへ連れて行ってもいいですね。
まとめ
梅雨はとても憂鬱な季節ですが、愛犬と一緒に頑張って乗り越えましょう。できるだけ愛犬が快適に梅雨を過ごすことができるように室内での遊びやグルーミングでコミュニケーションをとってあげましょうね。
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