日本にある動物にまつわる格言・ことわざの中でも猫にまつわるものは大変多くあります。ここでは、猫にまつわる格言・ことわざを紹介しましょう。
Contents
1.猫に小判
文字通り猫に小判を与えても無駄なことから、どんなに価値のあるいいものでもその価値がわからない人に与えても無駄であるという意味です。
スポンサーリンク
動物には、物の価値がわからないということから「犬に論語」や「豚に真珠」などと同じような意味でつかわれていますね。
2.猫の手も借りたい。
あまりに忙しくて、人手が足りないときに使います。
基本的に気まぐれで好きなように振る舞うため到底何の役にも立ちそうにない猫の手でも借りたいほど忙しいという意味です。
3.猫をかぶる
猫の持つちょっと悪いイメージからきている格言といえるでしょう。
人前で本性を出さず、おとなしく何も知らないふりをしていることを言います。
1980年代に「ぶりっ子」という言葉が流行しましたが、同じような意味ですね。
4.猫に鰹節(の番をさせる)
猫に大好物の鰹節を与えるとすぐさま持って行ってしまうので油断ができないということからきています。
私たちに例えるのなら猫に鰹節を与えるのと同じようにとても過ちを犯しやすい状況にあることを言います。危険な状態ということですね。
スポンサーリンク
5.猫を追うより魚をのけよ
これも猫の大好物にまつわる格言です。
猫が大好きな魚を目の前に置けば、猫がとっていくのは当たり前のことなので、猫を怒るよりも魚を置かないようにしなさいということ。
つまり何か問題が起きた時に、その場しのぎの解決をするのではなく、その問題の根本を解決しなければ意味がないということですね。
また、問題が起きないように予防策を講じるようにしようという意味も含んでいます。
6.窮鼠(きゅうそ)猫を噛む
追い詰められたネズミは、本来天敵であり怖い存在である猫でも激しく抵抗して窮地を脱することがあるということです。このことから、本来弱い存在であるはずのものが、追い詰められて死に物狂いで抵抗すれば、強いものにも勝つことがあるという意味に使われます。
7.猫の首に鈴を付ける
ネズミのような弱い動物が、天敵である猫に鈴をつけようとすることから、実行がこんなな事柄を表すときに使います。
8.猫の子一匹いない
猫は子猫をたくさん産みますよね。その子猫さえ全くいないということから、人が全くいないことを表すことわざです。
9.猫も杓子も
誰でもみんな同じことをするという意味のことわざです。
まとめ
よく使われている猫に関する格言・ことわざを紹介しました。
これらを見ていると、とても猫のイメージが悪いような気がしますね。
やはり猫の持つ気ままで自由奔放な性格から、こういったイメージがあるのでしょうか?
なんだか猫に気の毒な気がしてしまいます。
コメントを残す