最も人間に近いといわれているオラウータン。その姿を見ているとなんだかとても癒されますよね。ここではそんなオラウータンに会える関東の4つの動物園を紹介しましょう。
多摩動物公園(東京都)
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多摩動物公園には2017年9月27日現在10頭(オス4 メス6)のボルネオオランウータンが飼育されています。この飼育頭数は日本の動物園で飼育されているオランウータンの約3分の1にあたります。世界的にオランウータンの生息数が減少する中、貴重な動物園といえるでしょう。また群れで生活するオランウータンの様子を詳しく観察できるのはこの動物園だけです。
多摩動物公園ではオランウータンスカイウォークでオラウータンがロープを軽やかにわたる姿を観察することができます。このスカイウォークは冬の寒い時期はオランウータンの体調などを考慮して休止しています。
現在は2017年10月の台風の影響で施設の一部が壊れたため本来なら11月まで空中散歩を楽しむことができますが、2018年3月下旬まで休止しています。空中散歩の再開が待ち遠しいですね。オランウータンの空中散歩の再開の詳しい日時は公式ホームページで確認しましょう。
横浜動物園ズーラシア(神奈川県)
この動物園で生活しているロビンはとてもユニークなボルネオオランウータンです。とても人が好きなロビンなのですが、自分が好きな人には自分から近づいてきてくれます。逆に自分が嫌いな人、好みではないと思ったらプイッとそっぽを向いてしまうとか。時にはガラスをたたいたりするそうですよ。
ロビンが何を基準に好き嫌いを判断しているのかはわからないのですがとてもユニークなオラウータンですね。ぜひ一度会ってみてはいかがですか?
ロビンのほかにジュリというオスも一緒に飼育されています。この動物園で飼育されていたバレンタインと娘のチュリアは多摩動物公園に2015年に移動しています。バレンタインが出産の際に授乳などの育児をしなかったため群れで暮らしている多摩動物公園で子育ての方法を群れの中で学ぶために移動しました。この画期的な試みが成功するといいですね。
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千葉市動物公園(千葉県)
ここではフトシとナナの2頭のボルネオオランウータンが飼育されています。16年間ペアで飼育されていましたがベビーが誕生しないため現在は人工授精に挑戦中です。この2匹のベビーの誕生が待たれるところです。
オランウータンのために2015年に新築しています。もちろんオランウータンの空中散歩を楽しむことができます。
市川市動物園(千葉県)
この動物園ではスマトラオランウータンが飼育されています。1992年にスマトラからオスのイーバンとメスのスーミーがやってきました。まだ子どもでの来園でしたが、この2匹の間には2003年には第1子ウータン(オス)が、2010年には第2子のリリー(メス)が生まれています。現在、息子のウータンは愛知県の豊橋総合動植物公園で生活しています。娘のリリーは母親のスーミーと一緒に暮らしています。
2017年3月にイーバンとスーミーは同居を始め交配を試みています。7年ぶりの同居ですがとても紳士的なイーバンだったようです。かわいいベビーの誕生が待ち遠しいですね。スーミーはとても子育てが上手で2匹ともすくすくと育ちました。
オランウータンの中でもなかなかのイケメンと評判のイーバン。イーバンのイケメンぶりを紹介するボードがオランウータン舎の前に設置されています。またオランウータンについてわかりやすく説明しているボードもあります。
しっかりと運動できるように広い放飼育場があります。活発に動くオランウータンも見ることができます。
まとめ
オランウータンは日本での飼育頭数が30頭余りととても少なく、その多くは関東で飼育されています。関東では群れで生活するオランウータンの様子も見ることができます。オランウータンに会いに動物園へ行ってみませんか。
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