自宅や里帰り先などで犬や猫を飼っている人は、赤ちゃんが産まれた後、トラブルなく同居生活ができるか気になりますよね。今回は犬・猫と赤ちゃんが同居生活をするときに気をつけることをまとめました。必須のグッズも紹介しているので、ぜひご覧ください。
Contents
犬・猫と赤ちゃんが同居生活するときに気を付けること3選。
1.衛生面
まず衛生面は一番気をつけたいところ。とくに産まれたばかりの赤ちゃんは皮膚が弱いので、アレルギーには注意が必要です。かといって「犬・猫と赤ちゃんを接触させてはいけない!」などと潔癖になる必要はありません。犬・猫の基本的なしつけやケアと、部屋の清潔な環境を保つことさえできていれば、トラブルなく同居生活を送ることができるのです。
犬・猫が赤ちゃんと一緒に暮らすためにクリアしておくべき最低限の課題はこちら。
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- 健康状態が良いこと(または病気でも、動物病院で診察済みで治療中であること)
- トイレトレーニングができていること
- シャンプーや爪切り、ブラッシングなどのグルーミングを定期的にしていること
- むやみに人を舐めたり噛んだりしないこと(飼い主がきちんと制御できる)
- 犬・猫の毛のこまめな掃除
犬・猫の毛が過剰に舞っているような部屋では、赤ちゃんが喘息などのアレルギーを起こしてしまうリスクが高まります。また、赤ちゃんの肌が傷ついているときに、犬や猫に舐められるとそこからばい菌が入ってアレルギー反応が出てしまう恐れもあります。神経質になる必要はありませんが、最低限の清潔さを保つ努力はしましょう。
2.寝る場所の確保
次に、犬・猫と赤ちゃんの寝る場所はしっかり分けることをおすすめします。とくに新生児のうちは、高さがありしっかりと柵で囲われたベビーベッドに寝かせてあげるのが一番です。
さらに赤ちゃんが寝ている寝室には犬・猫が入れないようにしておくことが無難です。目を離した隙に犬・猫にイタズラされてしまうことを防げますし、寝る場所に犬・猫の毛が入ることもなくなります。
しつけに自信のある犬・猫の場合でも万が一の事態は避けたいもの。絶対大丈夫だと確信がもてるまでは、飼い主の見ているところでのみお互いを触れ合わせるようにしましょう。
3.赤ちゃん、犬、猫それぞれの心のケア
赤ちゃん
新生児の赤ちゃんはまず犬や猫を怖がることはしません。視力もそれほどないので、犬・猫が近寄ってきてもほとんど無反応なことが多いです。
生後半年ごろから恐怖心が芽生え、赤ちゃんによっては人見知りがはじまります。この頃から犬・猫への興味関心も出てきやすくなります。すでに一緒に生活して慣れている場合や、もともと動物が好きな気質の赤ちゃんの場合は、犬や猫にちょっかいを出し始めるので注意が必要です。この時期はまだ赤ちゃんに何かを言い聞かせたりしつけたりするのは難しいので、大人が見ているところで、遊びが行き過ぎることのないよう制御できるようにしておきましょう。
反対に犬や猫を怖がる赤ちゃんもいます。赤ちゃんが泣いたり怯えた様子を見せたときは、すぐに抱っこして安心させてあげるようにしてください。赤ちゃんの前で犬・猫と仲良くしているのを見せるなどして、慣れていって欲しいと思う気持ちも山々ですが、無理に慣れさせようとするのは禁物。赤ちゃんが安心して暮らせることを最優先に考えるようにしましょう。
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犬
犬は群れで生活する生き物なので、家族の上下関係を意識しやすい特性があります。群れに新たに加わった赤ちゃんがどの位置づけであるかを、リーダーである飼い主が態度で示す必要があります。群れの大切な一員で、リーダーにとって守るべき存在であることを教えてください。
犬の性格によっては、赤ちゃん返りをすることもあります。よくしつけができている犬でも、赤ちゃんにやきもちを焼いたり、注意を引くために粗相をしたりする場合があるので要注意です。赤ちゃんのお世話が忙しいからといって、ないがしろにすることは絶対にせず、愛情を注ぐことを忘れないようにしましょう。
猫
同居人が増えたときに、猫にとって一番大切なのはまず自分のスペースを確保することです。赤ちゃんが猫の生活を邪魔することさえなければ、ほとんどの場合問題なく同居生活を送ることができます。
猫は何もしていない赤ちゃんを襲うことはありませんが、赤ちゃんが猫の嫌がることをしてしまうと途端に攻撃的になることがあります。とくに動けるようになった赤ちゃんが、叩いたりしっぽを掴んだりすることのないように大人は目を光らせておきましょう。
必須のグッズは?
ベビーベッドやゲート
寝る場所を確保するための必須アイテムです。ドアなどの出入り口や階段につけるゲートは、赤ちゃん用のものやペット用のものがあります。犬・猫が乗り越えられないものを選びましょう。取り外しが可能なものが多いので、赤ちゃんの成長に合わせて使用できて便利です。
抜け毛対策グッズ
気付いたときにパッと掃除できるように、小型の掃除機を新たに用意しておくといいでしょう。特に毛が抜ける種類の犬の場合は、各部屋に対策グッズを常備しておくのがおすすめ。
フローリング用のワイパーや、じゅうたんの場合はコロコロもスタンバイしておけば完璧です。赤ちゃんの服や寝具についた毛をとるための、衣類用のコロコロやガムテープもあると便利です。部屋だけでなく、車の毛の対策に車内においておくのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんと犬・猫の同居生活には心配なこともありますが、期待できることもたくさんあります。お互いが仲良くしている姿を見られたら嬉しいですし、そうはいかなくても赤ちゃんの免疫力が向上したり、のちの情操教育によいなどのメリットもあります。
そんなメリットを享受できるようになるためにも、しつけや衛生面・精神面のケアに気を配り、赤ちゃんと犬・猫双方が気持ちよく過ごせる環境を整えましょう。
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