つばめはペットとして飼うことができる?保護したときにするべきこと3つ

つばめは、春になると繁殖のために日本へやってきます。遠くは300km離れたところからやってくるつばめ。このつばめをペットとして飼うことはできるのでしょうか?また、ヒナやケガをしたり、病気のつばめを見つけて保護するときに私達がしなければならないことを考えてみましょう。

つばめは野鳥なのでペットとして飼うことはできません

日本では、鳥獣保護法によって野鳥をペットとして飼うことは禁止されています。もちろん保護した野鳥を飼うこともできませんよ。

つばめは野鳥です。ペットとして飼うことは法律上出来ません。また冬になると暖かいところへわたっていく渡り鳥のため「飼う」としても越冬させるのはとても難しいようです。

スポンサーリンク

つばめを保護する前に

つばめのヒナはほかの野鳥のようにまだうぶ毛が生えそろわないうちに巣立ちをするのではなく、しっかり飛べるようになってから巣立ちをします。そのため飛ぶことの出来ないつばめのヒナが巣から落ちていることは考えられないことなのです。もしまだ飛べないつばめが巣から落ちているのを見つけたら親鳥がどこか近くで見ているかもしれないのでしばらく様子を見ましょう。

大人のつばめが倒れているときは、ケガをしているかどうかを確認しましょう。あきらかにケガをして飛べないのであれば保護することになるでしょう。ただケガもなくどこも異常がないようなら倒れているつばめを安全などころへ移動してしばらく様子を見ましょう。脳しんとうを起こしていたり失神したりしているだけのことがあります。

つばめは野鳥なので保護することでショックを受けて死んでしまうこともあります。野鳥はとてもデリケートなので保護するときには慎重に行うことが大切です。

つばめを保護したときにするべきこと3つ

ヒナやケガをしたつばめを保護したときに私達がしなければならないことをまとめてみましょう。

スポンサーリンク

居住している地方自治体の担当部署へ連絡しましょう

つばめを保護するときには、都道府県に設置されている野生鳥獣担当の部署へ連絡しましょう。

BIRD FAN(公益財団法人 日本野鳥の会)こちらのサイトに各都道府県の連絡先のリストが掲載されていますので参考にしてくださいね。

ケガや病気のときは動物病院へ連れて行きましょう

明らかに血が出ている、骨折しているなどの場合は、動物病院へ連れて行きましょう。ただ鳥に詳しい獣医師はあまり多くはありません。連れて行った病院で診察できなければ近くにある鳥専門医を紹介してもらうといいでしょう。動物園が受け入れてくれることもあります。また指定獣医師がいる都道府県もあるので担当部署から指示がある場合は、その指示に従うようにしましょう。

ケガや病気のつばめの場合は、動物園や保護施設で引き取ってくれることもありますので、担当部署に相談するといいですね。

ヒナを拾ったときは?

基本的にヒナは、拾わないようにすることになっています。ただ拾ってしまったらまず担当部署へ連絡し、指示に従います。

つばめのヒナを育てることは本当に大変です。ただ育てることになったときに最も大切なのはヒナの保温です。ヒナは温度調節がまだ自分で出来ないので適切な温度管理が必要なのです。鳥は平熱が40℃から42℃あります。そのためヒナを保温するときには、30℃以上になるようにしましょう。

つばめは肉食なので生きたバッタなどを餌として与えます。飛ぶ練習や餌のとりかたなど自然へ帰るためのリハビリが必要です。ヒナを育てることは本当に大変だと言うことを覚えておきましょう。

まとめ

基本的には、つばめなどの野鳥を一般家庭でペットにすることは出来ません。保護する場合でも都道府県に届け出て許可を必要とします。また、保護するのは自然に帰れるだけの体力をつけるためです。成鳥になったときや病気やケガが完治したときは、自然に帰してあげましょう。

(Visited 11,719 times, 2 visits today)

スポンサーリンク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)