猫が痩せすぎている原因。判断基準と対処方法など。

飼い猫が痩せすぎているのには、病気や食事の問題など何らかの原因があると考えられます。まずは、飼い主さんは愛猫が痩せすぎているかどうかを判断する必要がありますよね。ここでは、猫が痩せすぎている原因と愛猫が痩せすぎているかどうかを判断するポイントと対処法を紹介しましょう。

うちの猫は痩せすぎ?

まずは猫が痩せすぎているかどうかを飼い主さんが判断する必要があります。猫が痩せすぎているかどうかの判断は、猫を上から見る、猫を触ってみると簡単にできます。

猫が痩せすぎているとき

猫が痩せすぎているかどうかは肋骨を触ってみるとすぐにわかります。肋骨がゴツゴツと指先に触るようなら明らかに痩せすぎです。

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また上から見たときに砂時計のようにくびれが2つ見えます。脂肪もほとんどついていません。

長毛種の場合、見た目だけではなかなか判断しにくいので時々肋骨のあたりなどを触ってみることが大切です。

猫の体重が適正体重より40%くらい少ないなら痩せすぎと考えていいでしょう。適正体重は、個体によって違います。猫にとって理想的な体重を決めるときには獣医師と相談するといいですね。

参考までにボディーコンデションを詳しく解説しているサイトを紹介します。愛猫の状態を知るための参考にしてくださいね。

ペットの基礎知識 特別篇【肥満改善】(高円寺アニマルクリニック)

猫が痩せすぎている原因

猫が痩せすぎている原因には、病気によるものとそれ以外の原因の場合があります。猫の体重が減少し、痩せているというほかになにか症状がないかを確認することが大切です。

考えられる病気と対処法

猫の体重が減少し痩せすぎているときには、ほかに症状がないかを観察します。

下痢や嘔吐・食欲不振がみられる場合は、胃腸炎やお腹に寄生虫がいる可能性があります。また元気がないなどの症状では肝機能の低下や腎炎などの内臓の病気の可能性があります。

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猫がしっかり食事をしているのに痩せてくる場合は、糖尿病や甲状腺亢進症などのこともあります。甲状腺機能亢進症は、8歳以上の高齢な猫に多く発症すると言われています。また痩せてくると同時に尿の量が多くなったときは糖尿病の可能性が高いのですぐに病院へ連れて行きましょう。

口内炎、食道炎などの場合も痛みで食欲不振になり栄養を十分にとれず痩せてくることがあります。

また猫はデリケートな動物なので環境の変化にとても敏感でストレスを感じやすいと言われています。そのため引越などで環境が変わることやフードがかわる、食器がかわるという事でもストレスを感じ、食欲が低下することがありますよ。

猫が痩せすぎており、下痢などのほかの症状がみられたらすぐにかかりつけの動物病院へ連れて行きましょう。肝臓や腎臓は一度悪くなってしまうと完治することは難しく、糖尿病や甲状腺亢進症などは早期発見や早めの適切な治療が大切です。

病気以外の原因と対処法

猫が食事をしっかり食べているのに痩せすぎている原因のひとつにキャットフードの問題があります。

今食べているキャットフードが猫に合わない場合があるのです。その場合、猫の体に十分な栄養が取り込まれないので猫は痩せてきます。猫の食べ方を注意深く観察する必要があります。痩せすぎていることのほかに症状がみられないときは、キャットフードをかえてみましょう。

また猫はとてもわがままなところがあり同じフードを続けると飽きてしまうことがあります。猫がフードに飽きてしまわないように数種類のフードを用意しておくといいですね。

まとめ

猫は習性上弱っているところをなかなかほかの動物には見せないので、飼い主さんは日頃から猫のボディーコンデションを確認しておく必要があります。猫を抱くときやグルーミングのときに肋骨のあたりを触ってみるなど1週間に一度程度は確認するといいですね。

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