実は猫はとても便秘になりやすい動物と言うことを知っていますか?猫の飼い主さんも便秘の経験があればよくわかりますが、便秘になると本当に辛いですよね。その辛さは猫も同じ。では、猫は何日くらい排便がないと便秘と考えられるのでしょうか?猫の便秘の安全な対処法について考えてみましょう。
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猫は便秘になりやすい動物です
猫の祖先は砂漠で生活をしていたことはよく知られています。そのため猫の体は、あまり水を飲まなくても生活できるようになっています。
現代の猫も同じでほとんど水を飲まない猫がいます。便秘の原因には様々なものがありますが、元来水分の摂取量が少ない猫は犬よりも便秘になりやすいのです。
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丸2日排便がなければ便秘です
猫が丸2日間排便していないもしくはコロコロの水分のないうさぎのような便しか出ていないときは便秘になっています。
このほかに下腹部が硬い、トイレの回数が増えていきむ、排便前にバタバタと走り回る、食欲がない、嘔吐するなどの症状も見られます。
便秘は人間と同じように猫にとっても辛いものです。飼い主さんは、毎日猫の便の状態を確認することが大切です。便秘は、早く飼い主さんが気づくことができればより早く改善することができます。
猫の便秘の原因は?
猫の便秘の原因には大きく分けて病気によるものとストレスや異物を飲み込んだことによるものがあります。
考えられる病気
猫の便秘の原因として考えられる病気は、毛球症、甲状腺などのホルモンの病気、腸や肛門の炎症などです。
抗生物質によるもの
麻酔系の鎮痛剤や抗生物質などの薬で便秘になることもあります。
誤飲など
飼い主さんが知らない間にボタンやおもちゃ、紐などの異物を飲み込んでしまっていることがあります。異物で腸がふさがれ、便がでにくい状態になっているのです。
ストレス
猫はとても繊細な動物です。引越などの環境の変化でもストレスになり便秘の原因になることがあります。
原因がわればそれを取り除くことで便秘は解消しますが、日頃から猫が便秘にならないようにすることが大切です。
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安全な対処法は?
水分を多く摂らせること
便秘にならないようにするためには水分をたくさん摂らせることが大切です。新鮮な水をいつでも飲めるようにしてあげましょう。
ただ猫は水をあまり飲まないですよね。愛猫があまり水を飲まない子であればドライフードではなく水分の多いウェットタイプのフードを与えるといいですね。
またドライフードをお湯でふやかしてあげてもいいでしょう。お湯でふやかしただけでは食べてくれないときはささみのゆで汁や鰹やいりこでだしをとって使うと食べてくれることがあります。人間用の顆粒状のだしは塩分が強いので使わないでくださいね。
繊維質の多いキャットフードにかえる
繊維質をたくさんとることは人間と同じように猫にとっても大切なことです。いつも便秘気味の猫の場合は繊維質の多いキャットフードにかえるといいでしょう。
繊維質の多いキャットフードは療法食やプレミアムフードになります。療法食の場合はかかりつけの動物病院へ相談しましょう。またプレミアムフードでは食物繊維が多く含まれていることが表示されています。
どちらのフードも価格的には高いのでサンプルや小袋で愛猫が食べてくれるか様子を見るといいですね。
適度な運動が大切
室内で飼っていると毎日まったりしていることが好きな猫が多いですよね。でもあまり運動をしないと便秘の原因にもなります。
1日のうち10分でもいいので猫じゃらしなどのおもちゃで遊んであげるといいでしょう。またキャットタワーも上り下りするだけでも適度な運動になるので効果的ですよ。
お腹をマッサージする
猫が膝の上に乗ってきたらスキンシップができますよね。このときお腹をゆっくり触ってあげる、お腹に手を当てるなどお腹をマッサージしてあげるといいですね。
ただお腹を触られることをとても嫌がる猫もいます。あまりに嫌がるときにはマッサージは諦めましょう。
まとめ
猫の便秘は毎日のケアで予防することができます。とくに高齢猫になると腸の動きが悪くなるので注意が必要です。また健康な猫でも毎日便の様子を観察するようにしましょうね。
また、そもそも排便がない原因が便秘以外にある可能性もありますので、おかしいなと思ったら動物病院へ連れていくことをおすすめします。
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