四季がある日本では夏と冬とでは温度や湿度に大きな差があります。温度に関しては熱中症対策や寒さ対策などで注意している飼い主さんも多いようです。しかし見逃されやすいのが「湿度」です。ここでは犬にとって快適な湿度と飼い主さんができる湿気対策方法を教えます。
Contents
湿度は空気中の水分の量のこと
湿度とは空気中に含まれている水分の量のことです。湿度が低いと空気中の水分量が少なく、湿度が高いと空気中の水分量が多いということになります。
この湿度は温度とともに犬が快適に過ごすためにはとても重要な役割があるのです。多くの飼い主さんは温度管理に関してはとても気を配っていますが、湿度管理に関しては見逃しやすい傾向にあります。
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実は同じ気温でも湿度によってその感じ方が違ってくるのです。つまり湿度が低いと涼しく感じますが湿度が高いと暑く感じるのです。これは犬も同じことです。
とくにパグやブルドッグなどの短頭種は温度管理とともに湿度にも気を配る必要があります。気温だけで判断すると大切な愛犬が熱中症になるかもしれませんよ。
犬にとって快適な湿度は40%から60%
犬が快適に過ごすことができる湿度は40%から60%といわれています。湿度が高すぎると熱中症や皮膚トラブルなどのリスクが高くなります。またカビなども繁殖しやすくなります。湿度が低すぎると水分不足になり心臓などに負担を掛ける可能性があります。またウイルスが繁殖しやすくなります。
飼い主さんにとっても犬にとっても湿度管理は健康や衛生面からとても大切なものといえるでしょう。
湿気対策は季節によって違う
日本には四季があります。そのため季節によって湿度は大きく違ってきます。一般的に気温が高いと空気中の水分量が多くなり気温が低いと水分量が少なくなるといわれています。
そのため日本では夏は湿度が高く冬は湿度が低いのです。また北海道を除く都府県では梅雨があります。この時期、気温は真夏ほど高くありませんが湿度がとても高くなるのでしっかりと湿気対策をする必要があります。
梅雨から夏にかけての湿気対策
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換気をこまめにする
換気をすることで室内の空気の循環を行います。晴れた日はとくにこまめに換気を行いましょう。また雨の日は窓を閉め切ったままにしがちですが時々窓を開けて室内の空気を循環させることが大切です。
また扇風機を回して室内の空気を循環させるだけでも湿度対策になります。
除湿器やエアコンを使う
梅雨の時期はとくに室内に洗濯物を干すことが多くなります。室内干しをすると湿度が高くなりますので除湿器やエアコンで強制的に除湿を行いましょう。
梅雨の時期はエアコンを使うと室温が低くなりすぎるときはエアコンについている除湿機能を上手に使いましょう。
新聞紙や重曹を使って除湿をする
丸めた新聞紙も水分を吸収するので除湿するにはとても便利です。定期的に交換することをおすすめします。
また重曹は水分を含むと固まるという性質があります。室内に可愛いビンなどに重曹を入れておくとインテリアとしても使うことができます。固まった重曹は洗濯や掃除に使うことができますよ。
観葉植物などは室外に出す
忘れがちなのが観葉植物です。実は観葉植物からも水分が出ています。そのため湿度の高い季節はベランダやほかの部屋に観葉植物を移動させましょう。
冬の湿度対策
加湿器を活用しよう
冬はエアコンなどの暖房器具を使用するため室内はとても乾燥しやすくなっています。この時期は加湿器の使用をおすすめします。
観葉植物を室内に入れよう
梅雨から夏にかけて室外に出していた観葉植物を室内に入れてあげましょう。
ぬれタオルや洗濯物を室内に干す
室内の乾燥が激しいときはぬれタオルや洗濯物を室内に干して湿度を上げましょう。
日常の生活で気をつけること
日常の何気ないことに気を配るだけでも湿度対策になります。たとえばお湯を沸かすだけでも湿度は高くなります。換気扇を必ず使いましょう。
お風呂の蓋は閉めていますか?夏の湿度が高いときは蓋を閉め、湿度の低い冬は蓋を開けるといいですね。
まとめ
気温はとても気にしますがわすれがちなのが湿度です。しっかりした湿度管理で愛犬の皮膚トラブルや耳トラブルが起こりにくくなることがあるので飼い主さんは湿度対策にも気を配るといいですね。
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