ワシントン条約で絶滅危惧種として保護されているゴリラは、日本での飼育頭数が減少しています。でもゴリラは子どもたちにとても人気がありますよね。ゴリラに会いたい人はたくさんいるでしょう。そこでここでは、ゴリラを飼育している日本の6つの動物園を紹介しましょう。
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日本にいるゴリラはすべて「ニシローランドゴリラ」です
ゴリラには、「ニシローランドゴリラ」「ヒガシローランドゴリラ」「マウンテンゴリラ」の3種類があります。このうち日本の動物園で飼育されているのはすべて「ニシローランドゴリラ」です。
ゴリラはとても繊細で繁殖が難しいので、日本での飼育頭数は激減しています。
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上野動物園(東京都)
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
上野動物園では、「ハオコ」「ピーコ」「トト」「ナナ」「モモコ」「コモモ」「モモカ」の7頭が飼育されています。このうち「コモモ」と「モモカ」は「ハオコ」と「モモコ」の子どもになります。
繊細で神経質な面のあるゴリラの繁殖は難しいとされています。これに成功したことはとてもうれしいことですね。
ゴリラたちは「ゴリラの森」で生息地に近い飼育環境でできるだけストレスがないように飼育されています。
ちなみに「ハオコ」は今イケメンゴリラとしてたいへん人気のある東山動植物園の「シャバーニ」と兄弟です。そういえばどことなく似ていませんか?
千葉動物公園(千葉県)
https://www.city.chiba.jp/zoo/
モンキーゾーンに「モンタ」と「ローラ」が飼育されています。やはり生息地に近い状態で飼育されており案外間近でゴリラを見ることができるのがうれしいですね。
ロープで遊んだり「御飯はまだ?」と怒ってみたりと実に表情豊かなゴリラの様子を見ることができます。
東山動植物園(愛知県)
http://www.higashiyama.city.nagoya.jp/index_pc.php
イケメンゴリラとして有名な「シャバーニ」が飼育されている動物園です。「シャバーニ」はその写真がゴリラとは思えないほどのイケメンということで世界的にも話題になっているゴリラです。
この「シャバーニ」のおかげで東山動植物園の入園者が増えたというほどの人気ぶりです。さらに写真集も発売されていますよ。是非一度は会ってみたいゴリラですね。
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この「シャバーニ」のほかに「ネネ」「アイ」「アニー」「キヨマサ」が飼育されています。このうち「アニー」と「キヨマサ」は「シャバーニ」の子どもです。「シャバーニ」は、子どもたちをあやすこともありイケメンでイクメンゴリラですね。
京都市動物園(京都府)
http://www5.city.kyoto.jp/zoo/
「モモタロウ」「ゲンキ」「ゲンタロウ」の3匹が生活しています。「ゲンタロウ」は「モモタロウ」の子どもです。
「ゴリラのすみか~樹木のおうち」で飼育されています。夏にはミストを使い生息地の熱帯雨林に近い状態を作り出しています。またゴリラが喜ぶようにロープなども設置され三次元的にゴリラを観察できます。
また多目的室では、タッチパネルを使って勉強しているゴリラの姿を観察できますよ。
浜松市動物園(静岡県)
2008年、ペアだった「ダイコ」が死亡したあとは1頭飼育になっている「ショウ」くんです。少し寂しそうだけどのんびりと毎日を過ごしている様子が伝わってきます。
年齢もおよそ39歳になっているのでゆっくりと過ごしている様子が可愛いですね。
八木山動物園(宮城県)
http://www.city.sendai.jp/kensetsu/yagiyama/
仙台市にある八木山動物園には日本最高齢のゴリラがいます。現在45歳の渋いゴリラの名前は「ドン」くんです。
東山動植物園の「シャバーニ」くんもイケメンですがこちらの「ドン」くんもなかなかのイケメンですね。
まとめ
現在は、福岡動植物園にいた「ヤマト」くんがなくなってしまったので京都より西にはゴリラに会える動物園がなくなってしまいました。ワシントン条約で最も厳しく規制されている動物のひとつなので動物園での展示のためにゴリラを輸入することができないのです。そのため国内での繁殖に期待するしかありません。少しでも多くのゴリラの繁殖が成功するように願うだけです。
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