カニといえばすぐに思い浮かぶのは「タラバガニ」や「毛ガニ」などの海に住むカニの種類ですよね。でもカニの中には淡水に住むカニもいることを知っていますか?この淡水カニをペットとして飼うことがいま密かなブームとなっています。ここでは初心者向きの淡水カニの種類や値段、飼い方の注意点などを紹介します。
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淡水カニの種類は?
日本の自然界で生息する淡水カニは「サワガニ」の1種類だけです。ただペットショップでは世界各地に生息している淡水カニを販売しています。ここではとくに初心者でも飼いやすい淡水カニを紹介します。
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サワガニ
夏に河川の上流で川遊びをしているときによく見かけるカニを「サワガニ」といいます。日本に住み着いている淡水カニはこの1種類だけで日本の気候風土に適しています。
ただ山間の涼しい地域に生息しているので高水温にはとても弱いのが特徴です。水温が高くなりやすい夏場の飼育には注意が必要です。
ドワーフクラブ
よくペットショップで見かける淡水カニです。おもにインドネシアに生息しています。ドワーフクラブのなかで人気があり飼いやすい種類は「バンパイアクラブ」と「レッドデビルクラブ」でしょう。
バンパイアクラブは目が黄色く甲羅にも黄色の模様が見られます。甲羅に見られる黄色の模様はとても個体差があります。黄色の目が怪しげなことからバンパイアクラブと名付けられたといわれています。
レッドデビルクラブは目が黄色、ハサミと脚が深紅なのが特徴です。また甲羅は深紅から黒色でその色の出方にはとても個体差があります。
レッドアップルクラブ
インドネシアに生息する淡水カニです。このレッドアップルクラブは海水でも陸でも生活できるとても珍しい種類です。
赤の発色がとても印象的な淡水カニです。発色には個体差があり全体が赤色をしているものや甲羅などが黒くハサミなどが赤いという個体も生息しています。
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淡水カニの値段はどれくらい?
淡水カニの値段は種類によって多少違いがあります。ペットショップではサワガニは150円から200円くらい、バンパイアクラブは500円前後、レッドデビルクラブやレッドアップルクラブは800円以上するようです。
ドワーフクラブやレッドアップルクラブは模様の出方に個体差があるので自分の気に入った個体を選ぶといいですね。またサワガニは地域によってはスーパーで見かけることがあります。スーパーではペットショップよりも安価で販売されているようです。
淡水カニの飼育での注意点は?
アクアテラリウムでの飼育がおすすめ
淡水カニを飼育するときは水辺と陸地があるアクアテラリウムで飼育しましょう。もちろん淡水カニはエラ呼吸なので水は不可欠ですね。陸地はカニの逃げ場となるので用意してあげるといいですね。
淡水カニはとても臆病な種類がほとんどです。人の足音などで驚いてしまい隠れてしまうほどなので隠れ家が必要です。
夜行性なので夜活動する
サワガニやドワーフクラブはほとんどが夜行性です。夜にごそごそと活動します。照明などは使用しないようにしましょう。
水替えはこまめにすること
淡水カニを飼育する水槽の水は熱帯魚などの飼育よりも少なめになります。そのため水質が悪化しやすいのでこまめに水を替える必要があります。基本的には週1回程度が理想です。
水を替えるときは必ずカルキ抜きをしましょう。
水温は15℃から28℃に保つこと
淡水カニはとても高温に弱いので水温の管理には注意が必要です。一般的に20℃から25℃の水温に保つようにしましょう。とくに夏場はエアコンなどで室内の温度を下げ水温が上昇しないようにしましょう。
まとめ
淡水カニはとても飼いやすいのでペットとしてもおすすめです。また淡水カニはとても小さいので水槽も小さめでも飼育できます。淡水カニのゴソゴソ動き回る様子はとても可愛いので一度飼育してみませんか?
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