ジャックラッセルテリアは、「マスク」という映画で一躍人気になった犬種です。かわいい容姿と小さな体ですが、ときには飼いにくいなどという声を聞くこともあります。ここではジャックラッセルテリアの性格と飼い方、しつけなどについて詳しくみていきましょう。
ジャックラッセルテリアってどんな犬?
ジャックラッセルテリアは、19世紀にイギリスでジョン・ラッセル牧師がキツネ狩りのためにフォックス・テリアと交配させて作出した犬です。そのためジョン・ラッセル牧師の愛称であるジャックを名前につけたといわれています。
狩猟犬のテリア系に属し、体高が25㎝から30㎝と大変小柄で体重も5kg前後です。被毛は、短くて方スムースと長い毛のラフ、短毛と長毛の中間のブロークンがあります。
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ジャックラッセルテリアの性格
テリア系の犬の中でもジャックラッセルテリアはかなり勇猛果敢で、大型犬並みの体力があるとてもタフな犬です。
体を動かすことが好きなので十分な運動と飼い主がしっかり遊んで上げる時間を作ることが大切です。
またとても賢いので、しっかりしつけをすれば最良のパートナーとなること、間違いなしです。
その反面、いたずらに手を焼いてしまうことがあります。ときにはジャックラッセル・テロリストといわれるほどです。狩猟犬の血を引いているため、夢中になると周りが見えなくなることがあり、家具なども壊してしまうこともあります。
また自立心にとみ、自分で考えて行動することができる犬種です。人間の心情の察知能力に優れているのも特徴です。
小さな子どもがいる家庭では、特にしっかりしつけることが大切です。ジャックラセルテリアが、小さな子どもを獲物と間違えて追いかけてしまう可能性があるので注意しましょう。
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ジャックラッセルテリアのしつけ
ジャックラッセルテリアは、とても賢いので訓練の飲み込みがとても早いのが特徴です。子犬の頃から「マテ」「スワレ」などのコマンド(命令)を中心にしっかり教えてあげると良いですね。
ジャックラッセルテリアは、愛情を持って育てることが重要ですが、いけないことをしたときは厳しくしかることが大切です。はっきりした声で厳しい口調でしかってくださいね。ただ、教えたことがうまくできたときは、必ず大袈裟なくらいに褒めてあげましょう。飼い主に褒めてもらうことが、ジャックラッセルテリアにとっては、何よりのご褒美になります。
子犬の頃のしつけがとても重要なジャックラッセルテリアのしつけのポイントは、怒るときと褒めるときの「メリハリ」をつけるということです。
抜け毛対策は?
ジャックラッセルテリアは、どの毛質でもとても抜け毛の多い犬種です。ダブルコートの上に季節や換毛期など全く関係なしに抜け毛があります。3毛種の中で特にスムースは多く毛が抜けます。
この抜け毛対策は、とにかく毎日ブラッシングなどのお手入れをすることです。スムースは、ラバーブラシなどでしっかりブラッシングします。ブロークンとラフはストリッピングというナイフで毛を抜くお手入れをします。この方法でテリア特有のピンとしたハリのある毛質が保たれます。
ブロークンとラフは、ストリッピングをしない場合は、ブラッシングでお手入れをします。ふわふわの毛質になりますよ。どちらの毛質を選ぶかは飼い主の好みといえますね。
またどの毛種も獣毛ブラシでのお手入れは欠かさず行いましょう。艶があるきれいな被毛が保てます。
まとめ
ジャックラッセルテリアは、とてもパワフルな犬です。犬と一緒に遊んだりすることが好きな飼い主にとってはとても楽しい犬ですね。ジャックラッセルテリアと楽しい生活をするために子犬の頃から社会性を養い、飼い主に従順な犬に育てるようにしましょう。
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