空前のペットブームでそれまで外で飼われていることが多かった日本でも室内で犬を飼う飼い主が増えてきました。それに加え良質のドッグフードやたくさんのおやつなどの食べ過ぎや運動不足で肥満傾向にあるペットが増えてきているのも事実です。そこでここでは犬が1日に必要な歩数と運動不足にならないためのコツを紹介しましょう。
犬の一歩はどうやって計測するの?
最近は犬用万歩計が発売されています。100匹以上の犬の動きをデータ化し、そのデータを元に試行錯誤の上で犬用の万歩計が開発されました。万歩計で計測する犬の一歩は歩いているときは前足の片方が地面につくとき、走るときは両足が宙に浮き着地したときとしています。このほか「ぶるぶる」したときも計測できるように設定してあります。また愛犬の体温を測定し熱中症予防にも役立つようになっています。
犬は大型犬から小型犬までいますね。またパグやチワワなどのような愛玩犬とボーダーコリーのような牧羊犬とでは1日に必要な運動量が違ってきます。そのため1日に必要な歩数も犬の種類や大きさなどによって様々ですね。犬の場合、歩数=運動量と考えていいでしょう。
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犬に必要な歩数=運動量は?
大型犬と小型犬とでは体格差などから運動量が違ってきます。また犬種によっても違うので詳しい運動量は、愛犬の様子を見ながら決めるようにしましょう。
大まかには大型犬なら毎日1時間程度、小型犬なら20分から30分の散歩が必要です。最近発売されている犬用万歩計では1週間分の運動量データを記録できるようになっています。1週間分のデータの平均から愛犬の必要な運動量を確認することもできます。
運動不足を防ぐコツは?
愛犬の運動不足を防ぐコツは、飼い主が散歩や室内での遊びの中にちょっとした工夫をすることです。犬にとって飼い主と一緒に遊んだり、散歩したりすることはとてもうれしいことですね。その時間を利用して運動不足を防ぐことができます。
毎日散歩へ行っていても犬が肥満気味になったという経験をしたことがありませんか?確かに毎日散歩へ行くことはとても大切なことです。でも毎日散歩へ行っていても運動不足になるというのは、散歩の内容に問題があるのかもしれませんね。まずは、どんな散歩をしているかを考えてみましょう。
ただゆっくりと犬と一緒に歩いているだけではありませんか?散歩へ行っていても運動不足かなと感じたときには、散歩のときに歩くだけではなく速く歩いてみる、少し走る、ゆっくり歩くなどいろいろな速度で散歩をしてみましょう。これだけで散歩の時間が変わらなくても犬の消費カロリーが上がりますよ。
梅雨時や盛夏、寒い時期には毎日散歩へいけないことがありますよね。そのときは室内でいろいろな遊びをしてあげましょう。頭を使うこともエネルギー消費につながります。おやつはどっち?と手に握ったおやつをあてる、おやつを部屋に隠して探させるなどちょっと一工夫するだけで室内でもかなりの運動量になります。
また、最近では室内でもできる段ボールでできたアジリティー用セットがあります。手近なところでは家にある500mlのペットボトルに水を入れ等間隔に置き、その間を犬に歩かせます。イスを並べてイスの下をトンネルのようにして犬を通らせます。これでちょっとしたアジリティーコースのできあがりですね。上手にできたらたくさん褒めてあげましょう。おやつをあげてもいいですね。
まとめ
犬に必要な歩数=運動量は、犬種や個体によって差があります。まずは愛犬にとって必要な運動量を考えてみることが大切ですね。犬も人間と同じように肥満は、多くの病気の原因のひとつです。愛犬に少しでも長生きしてもらうためにも運動不足にならないようにしましょう。
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